2023/03/20新製品レポート

7番でキャリー167ydの衝撃 タイトリスト「T400 アイアン」(2022年)

【シオさん】 「T400」は、7番のロフト角が26度という超ストロングロフトのアイアン。ヘッドが大きくてビックリしました。 【ツルさん】 タイトリストが日本市場向けに出したモデルで、今のところ本国アメリカでは未発売なんですよ。近年、日本では飛び系アイアンがよく売れているので、そうしたニーズに合うよう設計開発されました。今回のモデルは2代目、前作よりもさらにブレードが長く、ヘッドが大ぶりになっています。 【シオさん】 ヘッドが縦に大きいだけでなく、横方向にも分厚く、ソール幅もかなり広い。アイアン型ユーティリティのような形状をしていますが、ヘッドの体積でいうとウッド型ユーティリティに近そうです。打...
2023/03/06新製品レポート

見た目はアスリート中身はほどよいお助け感 テーラーメイド「P770 アイアン」(2023年)

【シオさん】 テーラーメイドからモデルチェンジした新「P770 アイアン」が発売されました。2020年に発売された前作と比較しながら試打していきましょう! 【ツルさん】 新旧のモデルを見比べてみると、ヘッドサイズや形はほとんど差を感じられません。クセがなくて構えやすく、サイズ感もちょうどいいアスリート向けのアイアンだなという印象です。2023年モデルのヘッドに採用されているテクノロジーは、前作よりもかなりバージョンアップしているようですよ。 【シオさん】 さっそく打ってみると、7番で33度という少し立ち気味のロフト設定にしては意外と飛ばしやすいです。打ち出し角が高く、グリーンに着弾して止まる球...
2023/02/27新製品レポート

HS40m/s以下のスライサー諸君! ぜひ試して欲しいピン「G430 HL SFT ドライバー」

【シオさん】 「G430 HL SFT ドライバー」は、前回試打した「G430 HL MAX」と同じ軽量シリーズのモデル。ヒール寄りの重心設計で球をつかまえやすいのが特徴です。 【ツルさん】 このシリーズには2種類のシャフトが用意されていますが、重いほうの「SPEEDER NX 45」で試打していきます。シオさんのエースドライバーが「G430 SFT」のカスタムシャフト装着モデルですから、その違いが気になるところです。構えたときのヘッドの見た目はどうですか? 【シオさん】 構えてみると、自分のドライバーとまったく同じに見えます。前回モデルと比べると、さらにヘッドがアップライトに感じられ、球をつ...
2023/01/30新製品レポート

直進性が高くてやさしさ満点 キャロウェイ「パラダイム X ドライバー」を試打

【ホッシー】 「パラダイム X ドライバー」のヘッドは、兄弟モデル「パラダイム ドライバー」よりも扁平感があって投影面積が大きくなっています。そのおかげで、構えた時点でやさしく打てそうな印象を受けますね。 【ツルさん】 クラウンのトウ側のラインが直線的になっていて、ヘッド全体が四角形っぽく見えるのが特徴。見た目からして慣性モーメントが高そうです。スタンダードモデルには移動式ウエートが搭載されていますが、今回のウエートは固定式。ヘッド性能にも違いがありそうです。 【ホッシー】 さっそく打ってみましたが、とても好感触です。球が上がりやすく、適度なつかまり感もあって、曲げずに真っすぐ打ちやすい! 【...
2023/02/13新製品レポート

“スポーツカー並み”高性能だが運転テクが試される キャロウェイ「パラダイム トリプルダイヤモンド ドライバー」

【ホッシー】 今回の「パラダイム トリプルダイヤモンド ドライバー」は、販売店を限定して展開するモデルです。そもそもダイヤの名が付くモデルは、ツアープロや上級者向けとして開発されています。パラダイムシリーズの他の3モデルはヘッド体積が460ccですが、こちらのモデルだけは450cc。見るからにヘッドが小さいですよね。 【ツルさん】 構えて思わず「ちっちゃい!」と声を出してしまいました(笑)。他の3モデルと比べると投影面積が小さく、本当に450ccあるのかと疑うぐらいです。フェースアングルは完全オープン、「左には引っかけさせない!」という雰囲気がクラブからひしひしと伝わります。 【ホッシー】 ソ...
2023/01/23新製品レポート

今回の“プラス”は慣性モーメントUPをジワッと感じる! テーラーメイド「ステルス2 プラス ドライバー」

【ホッシー】 「ステルス2」シリーズのドライバーには、「ステルス」と同様に販売店が限定される「プラス」のモデルがあります。シリーズの中で唯一、ソール前方部にスライド式のウエートを搭載している浅重心モデルです。PGAツアープロの多くが、この「ステルス2 プラス ドライバー」をチョイスしてバッグに入れているようですね。 【ツルさん】 テーラーメイドは、「ステルス2」シリーズの寛容性を向上させたとアピールしています。「プラス」の慣性モーメントは、前作と比べて9%アップしているそうです。どんな弾道になるのか、試打して確かめてみましょう! 【ホッシー】 このモデルだけはクラウンのカラーリングが異なってい...
2023/03/27新製品レポート

小ぶりでスッキリだけど中身は超ハイテク キャロウェイ「パラダイム アイアン」

【シオさん】 「パラダイム」シリーズのアイアンは「パラダイム」、「―X」、「―MAX FAST」の計3モデルが展開されています。今回試打するのは、スタンダードの「パラダイム アイアン」です。 【ツルさん】 7番のロフト角は29度となっていて、現代的な飛び系アイアンとしては一般的なロフト設定です。構えたときに安心感が得られるミドルサイズのヘッドは、オフセットが少なめ。昨年発売された「ローグ ST MAX アイアン」と比べると、格段にスッキリしたヘッド形状になっています。ヘッド自体はそれほど大きくないですが、内部にキャロウェイ独自のハイテクがぎっしりと盛り込まれていますね。 【シオさん】 さっそく...
2023/04/24新製品レポート

飛ぶ理由は「フェースの反発>ストロングロフト」 パラダイム X アイアンを試打

クラブの特徴は? 【ミタさん】 「パラダイム アイアン」「パラダイム MAX FAST」と紹介してきましたが、今回は「パラダイム X アイアン」を紹介したいと思います。 【シオさん】 高級感のあるモデルですね。 【ヨシダくん】 シオさんが、このクラブをキャディバッグに入れていたらカッコイイと思います。「パラダイムX」ってことはやはり飛び系? 【ミタさん】 7番のロフトは27.5度ですが、極端な飛び系じゃなくてバランスが良いアイアンです。 【シオさん】 スタンダードモデルとどこが違いますか? 【ミタさん】 形状がひと回り大きめになって、少しグースが強いのが特徴です。 【ヨシダくん】 結構、グース...
2023/10/16新製品レポート

この調整機能はホンマモンや! スライス、引っかけなんのその 「RMX VD/X ドライバー」

契約プロが次々とスイッチしたことで話題となっているヤマハの新「RMX VD」シリーズ。ドライバーは「RMX VD/R」、「RMX VD/M」、「RMX VD/X」の3機種展開で、最もやさしいモデルが「RMX VD/X ドライバー」だ。今回はその「-X」をメインターゲットにし、「VD/R」や「VD/M」との違いやヘッドの特徴をギアマニアのミタさんが解説。そして、300ydヒッターのヨシダくん(HS50m/s)とベテランゴルファー代表のシオさん(HS40m/s)が試打してヘッド性能を調査する。 クラブの特徴は? 【ミタさん】 今回は発売開始から好調なセールスを記録しているヤマハ「RMX VD/X ...
2024/01/29新製品レポート

リシャフトしたらアラ不思議。HS40m/sがどハマり「パラダイム Ai スモーク トリプルダイヤモンド」

年明けの発表から話題のキャロウェイ「パラダイム Ai スモーク」シリーズドライバーが2月2日に発売される。さらなる飛距離性能と安定性の向上を目指して開発された「Ai スマートフェース」が、スピン量や打ち出し角、方向性などを補正してくれるという。今回は操作性に優れたアスリートモデル「パラダイム Ai スモーク トリプルダイヤモンド ドライバー」について、ヘッドの特徴をギア知識が豊富なミタさんが解説。そして、アスリートゴルファーのヨシダくん(HS50m/s)とベテランゴルファーのシオさん(HS40m/s)が試打してクラブの性能を評価する。 クラブの特徴は? シリーズの中で唯一60g台の純正シャフト...
2024/04/08新製品レポート

「S」なら俺も!打感を求める気持ちに腕前は関係ない ピン「ブループリントT/S」アイアン

ピンのブループリントアイアンが5年ぶりにリニューアル。「ブループリント T アイアン」、「ブループリント S アイアン」と2つのモデルに生まれ変わった。主にツアープロ向けでもあり、「難しいクラブは作らない」とのポリシーを持つピンとしては少々異色モデルだが、アマチュアにも人気は高い。新しいヘッドはどんな性能なのか?「T」と「S」でどんな違いがあるのか。クラブの特徴をギア知識が豊富なミタさんが解説。アスリートゴルファーのコウタロウ(HS50m/s)とベテランゴルファーのシオさん(HS40m/s)が試打を行い、ヘッドの性能を探った。 ツアープロの要望で生まれた「T」と「S」 【ミタさん】 2019年...
2024/05/20新製品レポート

何だこのフェースは!?硬いのに柔らかい フォーティーン「PC-3」アイアン

「TB-5 フォージド」がロングセラーのフォーティーンが、NEW「PC-3」を発売。フォーティーンのアイアンで最もやさしいカテゴリーで、3年振りにリニューアルした。その特徴をギアの知識が豊富なミタさんが解説。気になる打感、顔、球筋についてはアスリートゴルファーのコウタロウ(HS50m/s)とベテランゴルファーのシオさん(HS40m/s)が試打した。 業界初の新素材でフォーティーン史上最薄のフェース 【ミタさん】 創業40周年記念モデルとして2021年にフォーティーンが発売した「PC-3 アイアン」。今作は2代目になります。 【コウタロウ】 第一印象として、すごくカッコよくなりましたね。「TB-...
2024/05/27新製品レポート

初代とTRの中間 「5S」ならHS40m/sもイケる 「24 ベンタス ブルー」

2018年に誕生した「ベンタスシリーズ」は、PGAツアーをはじめ国内男子ツアーでも使用率No.1を獲得するなど一世を風靡。中でも使用者の多かったのが、「黒」(VENTUS BLACK ベンタスブラック)と「青」(VENTUS BLUEベンタスブルー)の2モデルだった。ことしは初代「青」の後続モデルとして「24 VENTUS BLUE(ニーヨン ベンタス ブルー)」が登場。性能についてはギアの知識が豊富なミタさんが解説。シャフトの特徴についてはアスリートゴルファーのコウタロウ(HS50m/s)とベテランゴルファーのシオさん(HS40m/s)に試打してもらった。 進化した「ベロコアプラス」で先端は...
2024/06/10新製品レポート

タイガーのシャフトはどんな性能? 僕らに合うスペックは?「ツアーAD VF」

赤と黒のコントラストが特徴の「ツアーAD VF」は、タイガー・ウッズが使って話題になったシャフト。ウッズ以外にもトム・キムが装着するなどPGAツアーのハードヒッターたちの指示を得ている。アスリートゴルファーのコウタロウ(HS50m/s)とベテランゴルファーのシオさん(HS40m/s)が試打し、飛距離、弾道、特徴をチェック。詳しい性能についてはギア知識の豊富なミタさんが解説した。 「CQ」とは真逆の中元調子。先端側に高弾性素材 【ミタさん】 今回紹介するのは「ツアーAD VF」。タイガー・ウッズが装着しているのを見て気になった人も多いでしょう。 【コウタロウ】 それ、シオさんのことですね(笑)。...
2024/03/11新製品レポート

“MAX戦線”に殴り込み オノフ「ドライバー AKA」の意外な万能性

オノフ史上最大の飛距離性能と寛容性をうたうヘッドとして、2年ぶりに「オノフ ドライバー AKA<2024年>」がモデルチェンジ。果たしてどのような進化を遂げたのか。ギア知識が豊富なミタさんが性能を解説、アスリートゴルファーのコウタロウ(HS50m/s)とベテランゴルファーのシオさん(HS40m/s)が試打を行い、ヘッド性能を探った。 “ドローバイアス”を5段階で調整できる味付け上手 【ミタさん】 「オノフ ドライバー KURO<2023年>」はツアープロやアスリートが好む操作性の高いモデルでした。それに対し「AKA」はアベレージゴルファー向けに「やさしく真っすぐ飛ばす」をコンセプトにしたモデル...
2024/04/02新製品レポート

HS40m/sも50m/sも胸キュン! 守備範囲が実に広い コブラ「ダークスピード X ドライバー」

コブラの最新作「DARKSPEED(ダークスピード)」シリーズが発売された。浅重心の超ロースピンタイプ「DARKSPEED(ダークスピード)LS ドライバー」、スタンダードモデル「DARKSPEED(ダークスピード)X ドライバー」、コブラ史上最高の慣性モーメントの「DARKSPEED(ダークスピード)MAX ドライバー」の3機種がラインアップ。モデル別の特徴がより明確になったというが、真ん中の「X」はどんな性能なのか。クラブの特徴をギア知識が豊富なミタさんが解説。アスリートゴルファーのコウタロウ(HS50m/s)とベテランゴルファーのシオさん(HS40m/s)が試打を行い、ヘッドの性能を探っ...
2024/04/01新製品レポート

万年スライサーの俺でも…なんだか打てそうな気がする~♪ コブラ 「ダークスピードMAX ドライバー」

「DARKSPEED(ダークスピード)LS」は予想以上の超ロースピンタイプだったが、シリーズ内で最もやさしい「DARKSPEED(ダークスピード)MAX ドライバー」はどういう性能なのか?その特徴をギアの知識が豊富なミタさんが解説。アスリートゴルファーのコウタロウ(HS50m/s)とベテランゴルファーのシオさん(HS40m/s)が試打を行い、その実力をチェックした。 クラブの特徴は? コブラ史上最大級の慣性モーメント 【ミタさん】 最初に打った「LS」はハードでしたね。でも「MAX」ならシオさんでも十分に打てると思います。 【シオさん】 本当ですか!?「MAX」といってもコブラでしょ。毎年...