2002/10/14米国男子

PGAツアー「インベンシス・クラシック」上位陣インタビュー

フィル・タタランギ 「首位に立てるなんて思ってはいなかったけど、すでに4ラウンドしてるコースで、天候にも恵まれていたから全てのホールでバーディを取るくらいの勢いで行こうと決めていたんだ。それが良かったんだね。でも待っているのは辛かったよ。実際にプレーしているときよりも緊張した。だからみんなのプレーを見ないようにしていたんだ。もしプレイオフになったときに、気負いしてしまいそうだと思ったからね。ここのコースは後半のホールがバーディ可能なホールばかりだ。そのアドバンテージを僕は生かしきれたんだと思う。本当に嬉しいよ。昨年1年間の稼ぎを今週だけで越えちゃった。」 スチュアート・アップルビー 「今週はグ...
2002/10/11米国男子

PGAツアー「インベンシス・クラシック」2日目

90ホール、5日間に渡って3つのコースで開催される「インベンシス・クラシック」。大会フォーマット以外の大きな特徴は開催地がラスベガスだということだが、なんとジョン・デーリーがすでに3位賞金の同額の収入をカジノで得たらしい。月曜日の夜せっかくのラスベガスということでカジノに行ったデーリーは40万ドルの大勝ちだったという。しかしデーリーは、こんなことで喜んでいる場合じゃない。実際彼の頭の中は家族とゴルフでいっぱいのはず。彼の母親は現在ガンで闘病中。ゴルフも「インベンシス」の初日に(75)と痛いスコアで始まってしまったデイリーは、カジノ同様大勝ちできるのか? そのジョン・デーリー、2日目もあまり美し...
2002/11/27米国男子

PGA「グランドスラム・オブ・ゴルフ」プレビュー

その年のメジャー・チャンピオン4名が招待される栄えある大会「グランドスラム・オブ・ゴルフ」。今季はタイガー・ウッズがメジャー2勝している為、他には全米プロを制したリッチ・ビームと全英オープン覇者アーニー・エルスの3名しかいない。さらにアーニー・エルスは、母国である南アフリカの大会に出場するため招待を断っている。 そこで2つの空き枠は今季メジャーで最も成績の良い選手から選出された。そのトップがジャスティン・レナード。2位のレティーフ・グーセンはエルス同様、南アフリカの大会に出場するため出場を断った。それを受けて今季のメジャー成績3位のデービス・ラブIIIが招待された。 タイガーは6度目の「グラン...
2002/05/10米国男子

PGAツアー「ベライゾン・バイロンネルソン・クラシック」選手インタビュー

ブライス・モルダー(首位タイ) 「ドライバーとアイアンのキレが良く、チャンスメークできた。フェアウェイを外したホールもライが良いなど運にも恵まれパーをセーブできた。」 ジョー・デュラント(首位タイ) 「パットが面白いように決まった。最近パットの調子が悪かったのでセットアップを修正した成果が出た。」 フランク・リックライター(3位タイ) 「登り調子の時にマスターズで怪我をして、その後3週間まともに練習もできなかった。その充電期間に自分のプレーを見つめなおす時間がもてたのが良かったんだろう。」 デビッド・ゴセット(3位タイ) 「最初のホールでバーディをとった後、我慢のゴルフだったけど10番のイーグ...
2002/04/22米国男子

PGAツアー「ワールドコム・クラシック」最終日

初日に(67)をマークしたジャスティン・レナードはこの大会での過去の成績が振るわないことから正直、あまりの良いスタートに驚いていたという。続く2日目に(64)を出した時もまだ自分の好調ぶりに驚いていたレナード、しかし3日目に(66)をマークし、2位以下に3打差をつけて首位で最終日を迎えられる状況になった時、レナードもついに自信満々になった。 そして迎えた最終日、レナードを追うヒース・スローカムが序盤からチャージ。6番で168ヤードからの2打目をピン横5メートルにつけ、バーディ。レナードに2打差と迫る。同じく「追う立場」でチャージが期待されたフィル・ミケルソンはこの日、特に大きな飛躍はなし。6番...
2002/07/01米国男子

米国男子ツアー「FedExセントジュードクラシック」最終日

3日間連続(65)をマークし、最終日を2位以下に4打差をつけ首位で突入したグレン・ナティック。いままで最終日を首位で迎えたことのないナティックだが、試合が始まる前の戦略はただひとつだったという。 「バカなミスをしないためにバカな賭けに出ない」 結果はどうだったのだろうか? ナティックは4打あった貯金はどんどん減る一方。8番ではパーセーブのパットがカップを半周しつつも嫌われボギー。13番でボギー、14番では池ポチャと自分のミスと、さらに後続陣の追い上げに吸収されていってしまった。代わって飛び出したのがレン・マティース。12番、15番でつぎつぎとバーディパットを沈め、首位タイ。ナティックのミスもあ...
2002/06/28米国男子

米国男子ツアー「FedExセントジュードクラシック」初日

初日はロースコアが続出するバーディラッシュの日となった。マット・クーチャーやジャスティン・レナードらが(66)の5アンダー。ディーン・パパスは最終ホールのアプローチが直接カップインのイーグル、4アンダーに浮上。そしてティム・ペトロビックも最終ホールでピン横30センチにつけるアプローチ。この時点で6アンダーの単独トップでホールアウトした。かつてこのコース内に居を構えていた地元の人気者ジョン・デーリーは、5番、6番で連続バーディ、7番で3つ目を奪いに出るが、わずかにカップに嫌われ入らず。その直後、雷警告のホーンが鳴り、中断。後に再開されるが、全員ホールアウトならずの初日となった。 ◇初日の結果(暫...
2002/06/27米国男子

米国男子ツアー「FedExセントジュードクラシック」プレビュー

2001年シーズンに唯一、初日からの首位を守っての完全優勝を達成したのが、昨年のチャンピオン、ボブ・エステス。ギャラリーが、同じ最終組でラウンドしたジョン・デーリーびいきだったこともあり、様々な罵声を浴びながらも見事な優勝を飾った。昨年の初日にマークした(61)はコースレコードにタイ記録となった。今年も参戦するエステスは同じように好スコアを出せるかどうかは分からないが、ディフェンディング・チャンピオンとして参戦するのは自信に後押しされると語る。 ボブ・エステス 「昨年優勝しているということが自信につながる。良い経験は、精神的なプレッシャーを取り除いてくれるからね。別に連覇を狙うとかそんなすごい...
2002/06/24米国男子

米国男子ツアー「グレーターハートフォードオープン」最終日

最後まで諦めない。この姿勢を貫いたのが昨年のチャンピオン、フィル・ミケルソン。全米オープンでもタイガー・ウッズの独走に対し、最後まで踏ん張りを見せた。3日目の終盤3ホールで3打後退するなど苦しい状況だったが、最終日に猛チャージをかけ、諦めない精神を貫いた。 首位のジョナサン・ケイを追いかけていたデービス・ラブIIIは、8番パー3でティショットをピンに当てる完璧なショットでバーディを稼ぎ、ケイに1打差と迫った。しかし、そのケイも7番でバーディ。初優勝に向けて、後続陣を寄せ付けない気迫を見せたが、「諦めない」ミケルソンが、序盤から飛ばし優勝戦線に浮上してきていた。 出だしの2番、4番ホールでバーデ...
2002/06/10米国男子

米国男子ツアー「ビュイック・クラシック」最終結果

最終日を首位で迎えたのは、33歳のクリス・スミス。彼を良く知るローレン・ロバーツによると「彼は楽天家なので、緊張して眠れないというより、ぐっすり寝て、最終ラウンドを楽しむタイプさ」とのこと。 デビッド・ゴセット、パット・ペレス、ローレン・ロバーツなど優勝争いを繰り広げる面々が中盤でスーパーショットを披露し、何度もスミスを捉えるが自らのミスで後退。一方のスミスは15番で5メートルのバーディパットを決め、さらに17番ではバンカーからの2打目をカップ横2メートルにナイスアプローチ。この日18ホール中14回パーオンするという安定したプレーでツアー初優勝を手に入れた。スミスは今季9人目のツアー初優勝者と...
2002/09/06欧州男子

欧州PGAツアー「オメガ欧州マスターズ」初日

アルプス山脈の麓、スイスで最も美しいクラン・スール・シエレで開催された「オメガ欧州マスターズ」初日。ニック・ファルドは14番目となる5番ホールで、サンドウェッジをピン奥1メートルにつけるナイスアプローチなどで技のキレを披露。この日5アンダーとメジャーチャンピオンの風格を漂わせた。息子ケビンと一緒に参戦のクレイグ・スタドラーは7番パー4でグリーンサイドバンカーから、ラフ上を上手く転がし、20メートル以上の距離をあわやカップイン。打った本人が「ウァーオ」と喜ぶスーパーショットで1アンダー(71)フィニッシュ。 全英チャンピオン、アーニー・エルスは8メートル級のロングパットを7番で決めて2アンダーと...
2002/06/03米国男子

米国男子ツアー「ケンパーインシュアランス・オープン」最終日

首位タイの10アンダーでスタートしたボブ・バーンズとボブ・エステス。特にツアー初優勝がかかるバーンズに期待が集中した。 ラウンド中盤にさしかかり、首位グループはこの2人にスティーブ・エルキントンとジャスティン・レナードを加え4人に膨れ上がっていた。期待のバーンズは11番パー3(156ヤード)でホールインワンを決め、一気に12アンダーとして一人抜け出したが、次のホールをボギーとし、リードは1打に縮小。このチャンスに1打差集団のエルキントンとビームは相次いでバーディを奪い、首位タイに並んだ。しかしエルキントンは17番でパーパットを外し、さらに18番でもボギーを叩いてしまい脱落。ビームも同じ17番で...
2002/05/15米国男子

PGAツアー「マスターカード・コロニアル」プレビュー

タイガーはドイツへ、そしてスコット・ホークは欠場。しかし「マスターカード・コロニアル」にもビッグネームは充分に残っている。ディフェンディング・チャンピオンのセルヒオ・ガルシアをはじめ、フィル・ミケルソン、ニック・プライス、デビッド・トムズ、デビッド・デュバル、そして先週日本人初のアメリカツアー2勝を挙げた丸山も参戦する。 *「マスターカード・コロニアル」の初日&2日目は「ザ・ゴルフ・チャンネル」で衛星生中継予定...
2002/05/20米国男子

PGAツアー「マスターカードコロニアル」最終日

最終日、ニック・プライスが安定したプレーを披露し、4年ぶりツアー通算17勝目を挙げた。 3日目終了時点で2位に5打差をつけていたが、この大会は2年前にフィル・ミケルソンが6打差を、昨年はセルヒオ・ガルシアが5打差を逆転し優勝するという油断のならない大会だ。 5打差あったリードが一時2打差まで詰め寄られるなど一進一退の攻防の中、プライスは落ち着いたプレーでピンチを切り抜けると、業を煮やした2位のデビッド・トムズが我慢しきれず15番でダブルボギーを叩き、プライスに余裕を与えてしまった。 ◇最終結果 優勝(-13):ニック・プライス 2位(-8):デビッド・トムズ 2位(-8):ケニー・ペリー 4位...
2002/06/05米国シニア

シニアPGAメジャー!「全米シニアプロ選手権」プレビュー

今年の話題はなんと言っても、72歳アーノルド・パーマーよりも“先輩”で80歳のジャック・フレックが5年ぶりに参戦。決してパフォーマンスのために参戦するのではなく、目標は予選通過。彼のキャディは世界で最も素晴らしい80歳のプロだと評している。 ◇大会DATA 賞金総額:200万ドル、優勝賞金:36万ドル。参戦選手中16名の通算メジャー・タイトル獲得数はなんと66。開催コースとなるファイアーストンCCのサウスではジャック・ニクラスが7勝している相性の良いコース。そして歴史的な情報をひとつ。なんと1937年の初開催はマスターズでお馴染みのオーガスタ・ナショナルでこの全米シニアプロ選手権の開催コースだ...
2002/08/09米国男子

PGAツアー「ビュイック・オープン」上位インタビュー

タイガー・ウッズ 「今日は納得のいくプレーをしたかった。そしてそれができた。ショットも思い通り打てたし、パットも良かった。いくつかパットを外したけど、全体的に今日のプレーに満足している」 マーク・ブルックス 「今日は上手くボールをコントロールできていた。目を見張るような飛距離は出せてないけど、確実にフェアウェイをキープできている」 ハル・サットン 「ボールを上手くとらえることが出来ていたし、今日のプレーには大満足だ。最近はずっと調子が良かった。今日のようにシッカリ打てているとバーディのチャンスも増えて、焦りが無くなる分、プレッシャーも減るから、より良いプレーができるんだ」 ケント・ジョーンズ ...
2002/08/12米国男子

PGAツアー「ビュイック・オープン」最終日

タイガーにとって19大会目のトーナメント優勝がかかる今回の「ビュイック・オープン」。そんな世界ナンバー1の優勝を阻むチャレンジに挑んだのがエステバン・トレドだった。元はメキシコのプロボクサーだったトレドは、怪我が原因でボクシング界を引退し、プロゴルファーに転向した。 そのトレドはタイガーに1打差でスタート。1番でタイガーがバーディを奪い、16アンダーに進めば、トレドも負けじとバーディを奪い15アンダーで、しっかりとマークしていた。5番でタイガーがボギーを叩いたため、一時は首位を分けた。しかし続く6番で、この4日間通じてパットの調子の良いタイガーが見事にラインを読みきり、8メートル級のバーディパ...
2002/07/15米国男子

米国男子ツアー「グレーターミルウォーキーオープン」最終日

昨年同様、最終日を首位で迎えたジェフ・スルーマン。しかし昨年は2位以下に1打差をつけながらも、最終日に72とスコアを伸ばせず、結果10位タイだった。今年は2位以下に2打差をつけていたこともあって、昨年のようなことにはならないと自信を見せていたが...。 出だしから絶好調のスルーマンは、15メートル級のバーディパットをスイスイ入れ、3番からの4連続バーディで23アンダー。後続陣もチャージをかけるが、スルーマンは独走態勢を最後まで維持したまま、逃げ切りの優勝。みごとに前年の雪辱を果たした。 ◇最終結果 1位(-23):ジェフ・スルーマン(68) 2位(-19):ティム・ヘロン(66) 2位(-19...
2002/07/04米国男子

米国男子ツアー「アドヴィル・ウエスタンオープン」プレビュー

今週は、残念ながらタイガー・ウッズが病気を理由に欠場を発表した。しかしすでにシード権を獲得していない選手にとって、全英オープンへの最後のチケットをかけた戦いとなるだけに、たとえタイガー不在でも熱戦が期待できるだろう。また、世界ランキング上位30名中13人も参戦していることもあって、全英オープンに焦点を合わせて来ている選手たちがデッドヒートを繰り広げるだろう。 ビジェイ・シン 「全英のことは考えないようにしながら、考えている。僕がこの大会で得たいのは自信だね。今回自分の思うようなプレーで好スコアを出せれば、全英に向けて弾みとなる自信がつけられるからね」 デビッド・トムズ 「今週はとにかく良いプレ...
2002/08/05米国男子

米国男子ツアー ジ・インターナショナル優勝インタビュー

リッチ・ビーム 「残り5ホールで39ポイント。2位と10ポイントもリードしていたのに、信じられないことが起きていた。17番に向かう途中で大歓声を聞いたので、周りにどうなったのか聞いたら、ラウリーが14番でバーディをとって15番でイーグルを取ったって聞いたんだ。それで僕のリードは3ポイントくらいになっちゃったかな?と思っていたけど、その17番でイーグルを取れたし、ラウリーが16番でボギーになったって聞いて、これで9点差なら大丈夫だと思った。だから最終ホールは冒険せずに手堅くパーを取ろうと思っていた。僕が2打目を打った時に、凄い歓声が聞こえてきて誰かがすごいことをやったんだろうと思ったら、ラウリー...