2021/06/10米国女子
期待も国籍も越えて、ゴルフを好きなままでいたい/笹生優花独占インタビュー
19歳のチャンピオンは、食事中はわずかな会話に参加しただけで寡黙だった。だが、取材の段になると、自ら車まで走っていき、無造作に優勝カップを持ってきてくれた。本物のトロフィーで、しばらくは笹生本人が預かっていて良いのだという。
「でも、荷物になるからあす返そうと思っています。USGAの人たちが、もう(全米オープンが行われる)トーリーパインズにいるそうなので」
あとから、台座に名前の彫られたレプリカが送られてくる手はずになっている。
◆ ゴルフを好きなままでいたい
8歳のときに妹、弟と3人で始めたゴルフは、18歳でJLPGAのプロテストに合格し、19歳で「全米女子オープン」制覇の栄冠までたどり着...