2002/12/26米国男子

米PGAに160万ドルの要求

米国ゴルフ協会に対し、欧州ライダーカップ委員会が160万ドルの支払いを求めている。これは、今年開催されたライダーカップで厳重な警備を敷き、コストが嵩んだためだ。 ライダーカップは2年に1度開かれる、欧州選抜と米国選抜のそれぞれ12名づつが戦うチーム戦。今年(2002年)は、イングランドのベルフリィで開催され、欧州が勝利を収めた。毎回奇数年に開催されていたが、2001年は米国の同時多発テロが影響し、1年遅れの今年に開かれた。 欧州側は警備費に440万ドルを費やしたが、これは予定より80万ドル多いものだった。この結果、当初見込んでいた収入を割り込んでしまい、財政的な援助を求めるアイデアが持ち上がっ...
2002/08/08米国男子

米国男子ツアー「ビュイック・オープン」タイガーの練習日

タイガーの2年ぶりの参戦で沸く「ビュイック・オープン」。開催地入りする前の火曜日、タイガーは友人のマーク・オメーラと、来週「全米プロ選手権」が開催されるミネソタ州のヘーゼルティンに立ち寄り、練習ラウンドを行なった。その練習ラウンド同様、今週の「ビュイック・オープン」はタイガーにとって今季最後のメジャーへの最終調整となる。 「全英オープン」の悪天候に阻まれた「グランドスラム」の夢。しかしタイガーの今季最後のメジャーに対する意気込みは変わっていない。その証拠にタイガーにしては珍しく、メジャー前週のトーナメントに参戦という作戦を選んだ。前回タイガーがメジャー大会の前週にトーナメント参戦したのが2年前...
2002/08/07米国男子

PGA真夏の宴「フレッド・マイヤー・チャレンジ」最終日

毎年恒例となっている、ピーター・ジェイコブセン主催の真夏の宴、第17回「フレッド・マイヤー・チャレンジ」最終日。アーノルド・パーマー、ジャック・ニクラス、フレッド・カプルスにデビッド・デュバルといった面々が2名ずつの12組で、ベストボール形式(*1)のトーナメントを繰り広げる。主催者ジェイコブセンとペアを組んだパーマーは最終日もギャラリースタンドからピン側1メートルにアプローチするなどギャラリーを沸すムードメーカー。ニクラス親子も息子ゲイリーがグリーン脇からチップイン・バーディを決めるなど父ジャックも大喜び。そのニクラス親子と一緒に回っていたマット・クーチャー&チャールズ・ハウエルIII世もク...
2012/01/26米国男子

PGAショーレポート/デモDay(3)グリップあれこれ

この日のイベントで目を引いたものの一つが、沢山の珍しいグリップたち。まず最初に紹介したいのは、2011年のドラコンチャンピオンで世界記録保持者のマイク・ドビンが試打パフォーマンスを行なっていた「JumboMax」という超太グリップ。彼がロフト5度というドライバーを打つと、観客が推定500ヤード先の対角線上にいる人たちに向かって「ファー」と叫ぶ(実際は400ヤードくらい飛んでいた?)くらいの迫力あるロングドライブを見せていたが、グリップを太くすることでクラブを握るテンションが下がり、結果ヘッドスピードが上がるという仕組みだそうだ。 このグリップ、ドライバーだけでなくアイアン用、パター用まで用意...
2012/01/26米国男子

PGAショーレポート/デモDay(2)コブラ・プーマゴルフ

まず、全体を見たときに一番活気が感じられたのは、リッキー・ファウラーとの総合契約を締結したばかりのコブラ・プーマゴルフのブース。プーマは09年からファウラーと契約を結んでいるが、今年からコブラもその契約に入ったことで、全面的に同社の顔となってプロモーションを行なっていくことになった。 そのブースはというと、ファウラーの母校オクラホマ州立大学のスクールカラーで、ファウラー自身も大会最終日に身につけるオレンジ色を全面に押し出した「オレンジアウトキャンペーン」というものを実施しており、試打用のグリップから、そこで提供されているドリンクのカップまで至るところにオレンジ色が見受けられる。 最初にブー...
2020/05/30アマ・その他

米下部のPGAツアーカナダ 2020年は全試合中止

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、米男子ツアー3部にあたるカナダのマッケンジーツアーは29日、2020年シーズンを中止すると発表した。 同ツアーの責任者、スコット・プリチャード氏は「国境と14日間の検疫規制についての不確実性が高まる中、他の要因も含め、すべての選択肢を検討した結果、この夏にプレーするのは現実的ではないという結論に達した」と説明した。 2020年はQスクールが2月に始まり、3試合が行われた後、3月下旬から4試合が中止になった。同ツアーは5月から9月まで米国での1試合を含め、13大会が開催される予定だった。 プリチャード氏は「私たちがプレーするコミュニティの安全と選手、スポンサー、...
2017/12/16国内男子

今平周吾、増量で70kg目指す 来年はPGAツアーで始動

今平周吾が16日、東京・新宿区の小田急ハルクでウェア契約を結ぶアンパスィのイベントに参加し、トークショーなどを行った。 オフの目標に現在64kgからの体重増加を掲げ「70kgまで増やしたい。今までのマックスが65kgくらい。そこからはいくら食べてもあがらないから簡単ではない」。165cmと小柄ながらもトレーナーと相談しながら食事量などで6kg増を目指していく。「飛距離アップというよりも、安定感やケガをしないような体作りになると思う」と狙いを説明した。 トークショーの前には屋上の練習場で自らショットを披露するなど、ファンと交流。5月の「関西オープンゴルフ選手権競技」で初優勝した25歳はオフも忙し...
2015/05/17日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯

PGAの“左打ち対策”に動じず 24年ぶりのレフティ優勝

埼玉県の太平洋クラブ江南コースで開催された国内男子メジャーの初戦「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」。単独首位から出たアダム・ブランドは3バーディ、4ボギーの「72」(パー71)とスコアを落としたが、2位に3打差をつける通算16アンダーで逃げ切り、日本ツアー初勝利を飾った。左打ちの選手が同大会を制したのは初めてとなった。 3日目を終えた時点で後続との差は6打差以上。倉本昌弘会長はこの最終ラウンドのピンポジションで、“レフティ対策”を考えたという。「3日間、右打者を想定してセッティングしたが、最終日は左打者を意識したもの」。今大会に出場した144人のうち、ただ1人の左打ち選手である...
2014/11/10GDOEYE

岩田寛の前にひらけた PGAツアーへの2つの道

快挙達成はならなかった。だが価値ある一歩だ。中国シェシャンインターナショナルGCで行われた「WGC HSBCチャンピオンズ」。岩田寛は最終日「72」とスコアを伸ばせず通算10アンダーの3位タイに終わった。最終18番(パー5)で3.5mのバーディパットを外して、優勝したバッバ・ワトソン、ティム・クラーク(南アフリカ)とのプレーオフには進出できなかったものの、目標の米ツアー進出へ近づいた。 今回の成績は、レギュラーツアーへの早期進出にもつながっている。3位タイに入ったことで、賞金38万1667ドルを獲得。ツアー外メンバーとしての想定フェデックスカップポイントは152ポイントとなった。 10月に開幕...
2014/04/25GDOEYE

2度の心臓移植を乗り越えたPGAプレーヤーのメッセージ

戦前の予想通り、初日からスコアを伸ばし合う展開となった「チューリッヒクラシック」。リーダーボードの上位に次々とビッグスコアが刻まれていく中で、その1人に6アンダー「66」をマークしたエリック・コンプトンが、首位に4打差の5位につける好スタートを切った。 コンプトンの過酷ともいえるバックグラウンドについて、すでにご存知の方は多いかもしれない。ウィルス性心筋症により12歳で心臓移植を受け、リハビリも兼ねて始めたのがゴルフとの最初の出会い。2001年にプロ転向を遂げたが、08年に心臓発作に襲われて再び心臓移植を実施。2度の大手術を乗り越えて現在も米国ツアーでプレーを続ける姿は、心臓移植を経たプロアス...
2013/09/09国内シニア

暴力団とゴルフ疑惑 PGAの現職理事が辞任届を提出

日本プロゴルフ協会は9日、暴力団関係者とのゴルフ同伴が報じられた現職理事(67)が、森静雄会長宛てで辞任届を提出したと発表した。 報道によると、この理事は指定暴力団会長(詐欺罪で起訴済み)と今年6月に熊本県内のゴルフ場でプレーしたとされる。 協会は、日本のプロゴルファーを指導・育成する役割を担い、今年5月に公益社団法人へ移行。これに先立って、会員倫理規定で暴力団との付き合いを禁止し、暴力団排除宣言も出していた。...
2007/01/04米国男子

2007年米国男子ツアープレビュー 新システムの導入により、よりエキサイティングな展開に

2007年USPGAツアーは「FedExカップ」というプレーオフ制度を導入。大改革の年として注目が集まっている。歴史的に考えると「マスターズ」、「全米オープン」、「全英オープン」、「全米プロゴルフ選手権」の4大メジャーが一番の名誉と誇りとなるが、FedExカップ優勝者には、1000万ドル(約11億8000万円)という驚くような高額ボーナス賞金を含む総額3500万ドルが用意されている。9月中旬まで、熱い戦いが毎週続くと予想されているのだ。 まず、ハワイで開幕する「メルセデスベンツ選手権」から8月中旬の「ウィンダム選手権」までの36試合で獲得したポイント数で、FedExカッププレーオフに出場可能と...
2005/02/24米国男子

米国男子事前情報/タイガー 「3連覇が簡単な訳ない」

大雨が続く南カリフォルニアでは「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」もその影響を受け、水曜日に予定していた1回戦は木曜日に延期。コースでは係員による復旧作業が続く一方、3連覇を目指すタイガー・ウッズが黙々と練習を続けている。64名のエリートプレーヤーが出場する中、タイガーは今季既に優勝している選手の一人。しかし、現在最もホットなプレーヤーはフィル・ミケルソンだろう。2週連続優勝後、ミケルソンはサンディエゴ周辺で練習を積み、今大会初優勝を狙って乗り込んできた。 フィル・ミケルソン 「とても調子がいいのでこの大会が楽しみです。過去にこのコースでマッチプレーではありませんでしたが、ストロークプレ...
2005/02/22米国男子

スコット コメント/米国男子最終日 「時間を潰すのに飽き飽きでした」

ニッサンオープン最終日 - 長引いた挙句、プレーオフ1ホール目で勝負あり。しかも、公式優勝とはなりませんが嬉しいでしょうね。 アダム・スコット 「ええ、トロフィーをもらえたので嬉しかったです。それにしても大変な1週間でした。どんな大会でも優勝は嬉しいですし、今後数週間はこの好調さを維持したいと思っています」 - 今日は二人の選手だけのプレーオフが行なわれました。あなたにとってはこんな経験は初めてでしょうね?どうでしたか? アダム・スコット 「何とも言えない1週間でした。ロッカールームで時間を潰すのに飽き飽きしましたからね。ですから、今週のラコスタでのマッチプレーが楽しみです。リビエラがいいコン...
2005/01/24米国男子

米国男子最終日/タイガー「スイングを変えて自信がついた」

ビュイックインビテーショナル最終日 - このコースで勝つのはどれくらい難しいのか教えてくれませんか? タイガー・ウッズ(通算16アンダー・優勝) 「本当に難しいよ。今週のプレーを見るとそんなにも調子は良くなかったがショートゲームやパットで追いつくことができた。レーマンは私よりいいプレーができていたしね」 - このコースでのストロークプレーに自信はありましたか? タイガー・ウッズ 「疑いもなく自信はあった。スイングを変えて、万事うまくいっていたしね。だから、自信はかなりあったよ。前回はあまりいいプレーができなかったが、継続して自分の課題を練習してきた結果だと思う」...
2005/01/20米国男子

米国男子事前情報/勢いのビジェイか!?地の利のミケルソンか!?

カリフォルニア州サンディエゴのトーリー・パインズで今週開催される「ビュイック・インビテーショナル」。世界トップ6 選手中5名、2004年賞金ランキングトップ20のうち10名がトーリー・パインズに集結する。 参戦選手の筆頭は世界No.1のビジェイ・シン。昨シーズン唯一この大会で予選落ちを強いられたが、先週開催された「ソニー オープン」で今季初優勝を遂げ、相変わらず好調。また、シーズン開幕戦の「メルセデス選手権」で3位タイに終わったタイ ガー・ウッズも今週は参戦。タイガーは今大会で2度優勝しているだけに王者復活の期待がかかる。 先週惜しくも2位で終わったアーニー・エルスも参戦。エルスは21年前のジ...
2005/01/20米国男子

米国男子事前情報/ビジェイ「世界No.1になっても目標は優勝」

-昨年後半からの好調ぶりは今年に入っても変わっていませんが、世界No.1を目指していた時のほうが世界一となった今よりも得るものが大きかったと思いますか? ビジェイ・シン 「何とも言えませんね。私の場合、世界No.1になることを意識しなくなった途端に次々と優勝を重ねられるようになりましたからね。世界一になっても目標は優勝をすることですので、何も変わっていませんよ。私は去年9勝しましたが、今年はたまに優勝するようではアッという間に世界ランキングのポイントを失ってしまいます。大変な1年になりますが、自信はあります」...
2005/02/17米国男子

米国男子事前情報/ウィア、気合十分!相性良いカプルスはダークホース

今週は伝統的なレイアウトを誇る名コース、リビエラCCで「ニッサンオープン」が開催される。タイガー・ウッズは4位以内に入れば今週欠場のビジェイ・シンを抜いて世界ランキングトップの座に返り咲く。ディフェンディング・チャンピオンはマイク・ウィア。大会史上初の3連覇を狙う。一方、フレッド・カプルスはこの大会で2勝を含め、トップ10フィニッシュが11回と、相性が抜群。 マイク・ウィア 「これだけ素晴らしいチャンピオンが出ている大会とはいえ、3連覇は誰も成し遂げたことのない記録。達成できたらこんなに嬉しいことはない。歴史と伝統を誇り、偉大なチャンピオンが生まれた大会で誰も成し得なかったことに挑戦できるのは...
2005/01/26米国男子

米国男子事前情報/ロースコア必死!ウィアVSミケルソンのレフティ対決か!?

毎年バーディラッシュとなる砂漠での戦い、「ボブホープ・クライスラークラシック」。今年で第46回を迎える今大会は43年間インディアンウェルスCCで開催されてきていたが、今年はタメラスCCで開催される。それでもここで優勝するには多くのバーディを稼ぎ出し、かなりのロースコアを出さなければならない点は一緒だ。 ジェフ・スルーマン 「正直言って、ここで調子が良い選手は全ホールでバーディを狙ってるね。それくらいしなければ勝てない。ここのグリーンは素直だし、ピンポジションもあまりタフじゃない。風が吹かなければ距離も短いから、本当に全ホールにバーディチャンスがあるよ」 トミー・アーマーIII 「勝つには最低で...
2005/03/25米国男子

4強のコメント/米国男子初日 タイガー「パットが決まらなかった」

ザ・プレーヤーズ選手権 初日 ビジェイ・シン(5アンダー・8位タイ) 「11番ではショットがスプリンクラーカバーに当たってしまって、イレギュラーに跳ねたボールが池に向って飛んでしまいました。かろうじてラフで止まってくれましたけど。あれは焦りました。でも厳しい場面もなんとかパーセーブできて、我慢のゴルフができましたね。そして上がり3ホールでの2バーディで上手く挽回できましたね」 タイガー・ウッズ(2アンダー・30位タイ) 「今日は終日良いプレーができましたよ。ナイスショットが多かったですし、ミスもそんなに悪く無かったですね。ボールに泥がついた時でもしっかりコントロールできていましたからね。3メー...