2017/08/28新製品レポート

「つかまり系の大本命」ブリヂストン ツアーB JGR ドライバー

ラクに振っても上がる&つかまる 【ミーやん】2015年に発売された『JGR ドライバー』は、球が上がってつかまる性能でヒット作となったモデルです。その新作がアスリートブランド「ツアーB」の冠を付けて登場しました。新開発の「ブースト パワー テクノロジー」を採用していて、ソールの剛性を高めることでフェースとクラウンのたわみを最大化し、さらなる飛距離性能を追求したモデルだそうです。 【ツルさん】今年の春ごろから、宮里藍や渡邉彩香が『P01-7』というプロトタイプのドライバーを試打して好感触を得ているとの情報が流れていました。それがこの『ツアーB JGR ドライバー』だったようです。前作はアップラ...
2019/09/23新製品レポート

スッキリ顔なのに飛んで曲がらない タイトリスト T200 アイアン

【ミヤG】 今回試打するのは、タイトリスト「Tシリーズ」アイアン3モデルの中でも、ヘッドの大きさや飛距離性能、寛容性が中間に位置する「T200」。前回試打した「T100」が「AP2」の後継モデルだとすると、「T200」は大ヒットした「AP3」の後継モデルということになるんでしょうか。 【ツルさん】 立ち位置としてはそうですが、Tシリーズの「T200」と、最もやさしい「T300」には「マックスインパクト テクノロジー」という新たな技術が採用されています。ヘッドの性能は「APシリーズ」からずいぶん進化していますよ。では、ミヤGから試打をどうぞ! 【ミヤG】 このアイアンは、けっこう飛びますね~。自...
2020/06/22新製品レポート

やさしく高弾道でグリーンに止められる キャロウェイ マーベリック MAX アイアン

【ミヤG】 「マーベリック MAX アイアン」は、シリーズで最もヘッドが大きいモデル。スタンダードモデルの「マーベリック アイアン」と比べると、さらにトップブレードが分厚く、オフセットも強めになっています。見るからにミスヒットに強くて、球のつかまりが良さそうなアイアンです。 【ツルさん】 ソール幅も広くなっていて、まるでアイアン型ユーティリティのようです。「マーベリック MAX アイアン」は球の上がりやすさを重視したモデルとなっていて、ロフト設定は7番で30度。「マーベリック アイアン」(27度)よりもウィークロフトになっているのも特徴です。 【ツルさん】 もちろん、このアイアンにもAIによる...
2021/01/04新製品レポート

操作性と寛容性のバランスが絶妙! キャロウェイ X フォージド CB アイアン

【ミヤG】 根強いファンが多いキャロウェイの「X フォージド」に新作が登場しました。モデル名は「X フォージド CB」となり、ヘッドが複合素材になりました。ボディにS25Cの軟鉄鍛造、フェースにステンレススチール、ヘッド内部のトウ側とバックフェースにはタングステンが使われています。 【ツルさん】 打感の良さと寛容性を上げるために、こういった新構造を採用したそうです。フェースの反発や低スピンによって飛距離を伸ばすのではなく、あくまでもプレーヤーにとっての扱いやすさに注力して開発されています。端的にいうと、フィーリングが良く、やさしく、飛びすぎないアイアンですね。 【ミヤG】 ヘッド形状はすっきり...
2017/08/07新製品レポート

「誰でも飛ばせそうなFW」キャロウェイ スティールヘッド XR フェアウェイウッド

シャフトが短くてもドライバー並に飛ぶ 【ミーやん】すでに2機種のアイアンが展開されているスティールヘッド XRシリーズに、新たにフェアウェイウッドが加わりました。クラウンにカーボン素材が使われたコンポジット構造のヘッドに、従来の3番ウッドよりも少し短めのシャフト(42.5インチ)が装着されています。 【ツルさん】プロやアスリート向けのフラッグシップブランドのエピックに対して、スティールヘッド XRはアベレージ層をターゲットに開発されたモデルです。キャロウェイのCMでも、やさしく打てることを熱心にアピールしていますよね。まずは3番ウッドが苦手なアマチュアの代表として、ミーやんから打ってみてくださ...
2021/06/21新製品レポート

HS40m/sで高弾道かつ低スピンを打ちやすい プロギア LS ドライバー

【ミヤG】 プロギアから「LS」という新シリーズが登場しました。ドライバーは、今どき珍しくなったフルチタン製。そのうえネックの可変機能やウェイトなどは一切ナシ! カラーリングやロゴなども含めて、シンプルを極めた大人っぽいデザインに仕上げられています。 【ツルさん】 シンプルだけど、ソール後方には特徴がありますよ。D.B.(ディープバック)ソールと名付けられていて、ソール後部の盛り上がった部分に重量を配してあります。ヘッドの重心をできるだけ深く低くする設計意図があるようです。 【ミヤG】 ヘッドは後方側へ引き伸ばしたような形状で、投影面積は大きめ。まっすぐに打てそうな安心感がありますね。では、打...
2021/06/28新製品レポート

全番手が打ちやすい新コンセプト プロギア 05 アイアン

【ミヤG】 プロギアのアイアンシリーズに「05 アイアン」が追加されました。ヘッドサイズが少し大きめのポケットキャビティですが、トップブレードが薄めでグースも少なめ。比較的シャープな雰囲気を備えたモデルです。 【ツルさん】 このアイアンのもっとも特徴的な部分が、番手ごとの長さ設定なんです。セットの6番と7番が37.5インチ、8~PWまでが36.5インチという2レングス設定。番手間のロフト差を5度にすることで、きちんと番手ごとの飛距離差が出るように設計しているそうです。 【ミヤG】 アイアンセットとしてよく見ると、一般的なアイアンのようにクラブの長さが階段状になっていないことが分かります。けれど...
2021/07/12新製品レポート

振り抜きやすくてキャリーで飛ばせる キャロウェイ エピック MAX FAST ドライバー

【ミヤG】 キャロウェイのエピックシリーズから「エピック MAX FAST ドライバー」が追加発売されます。いちばんの特徴は、シリーズ最軽量モデルだということ。クラブ長は45.75インチ、クラブ重量は272g(硬さS)です。めちゃ軽い! 【ツルさん】 ソール後方には「エピック MAX ドライバー」と同様に移動式のウェイトが搭載されていますが、ヘッド自体を軽量化するためにネックは固定式になっています。そのおかげもあって、ヘッド重量は185gと超軽量です。スペック的にはヘッドスピード40m/s以下の人向けかなと推測できますね。では、さっそく試打してみましょう! 【ミヤG】 構えてみると、ヘッドのヒ...
2021/08/16新製品レポート

アルミ材を内蔵した本格アスリート向け ピン i59 アイアン

【ミヤG】 ピンから「i59 アイアン」が新登場しました。これは「i ブレード アイアン」の後継にあたるモデルのようです。ヘッドは小ぶりで、かなりシャープな印象。個人的には、とても構えやすいです。スコアラインの最下線だけが白くペイントされていて、アライメントを定めやすいのもいいですね。 【ツルさん】 一見するとシンプルなアスリート向けアイアンのようですが、実はこれまでにない複合素材のヘッドになっています。ボディが軟鉄で、フェースはステンレス。そして一番の特徴が、ヘッド内部に使われているアルミ素材のコア・インサート構造です。 【ミヤG】 中空構造のヘッドにアルミ素材を内蔵しているんですかね? 【...
2018/06/13新製品レポート

弾道調整機能でアマチュアでもブッ飛ばせる テーラーメイド M3 フェアウェイウッド

【ミヤG】 「M3 フェアウェイウッド」は、PGAツアーではタイガー・ウッズやロリー・マキロイが使用しているモデルですよね。 【ツルさん】 昨季「M2 ツアー フェアウェイウッド」を使っていた選手たちが、今季は「M3 フェアウェイウッド」にチェンジしているみたいです。新モデルは、ソールの後方部分もグラファイト素材になって、前モデル「M1 フェアウェイウッド」よりも移動式ウェイトが4g重くなりました。そのおかげで弾道調整幅が広げられているのが特徴です。では、さっそくミヤGから打ってみてください。 【ミヤG】 構えた感じのヘッドの見え方はいいけれど、出だしから右に曲がるスライス弾道です。球のつ...
2014/12/22新製品レポート

「伝統と最新テクの融合ウェッジ」クリーブランド 588 RTX 2.0 ツアーサテン ウェッジ

【ミーやん】クリーブランドのシグネチャーモデルとなる、588 RTX2.0 ツアーサテン ウェッジ。ロフト角56度と58度には、3種類の異なるソール形状が用意されています。今回は、バウンス角10度のモデルをお借りしてきましたよ。バウンス角が中間のタイプで、通称「2ドット」と呼ばれるモデルです。 【ツルさん】ソールが立体的に削られていますが、大げさな感じじゃないですね。構えてみると、ヒール側で打ちやすそうなヘッド形状。少しフェースを開いても構えやすい形状ですよ。 【ミーやん】リーディングエッジがそれほど前に出ていないので、打ちやすく感じますねー。このバウンス角10度のモデルだと、ボールの下を抜け...
2021/10/04新製品レポート

コンパクトなヘッドにハイテク搭載 キャロウェイ APEX TCB アイアン

【ミヤG】 キャロウェイのAPEXシリーズから「APEX TCB アイアン」が追加発売されました。「東京五輪」で金メダリストとなったザンダー・シャウフェレ、世界ランキング1位のジョン・ラーム、国内では石川遼プロも使っているツアーアイアンです。 【ツルさん】 構えた瞬間に思わず「ちっちゃ!」と声を上げるぐらいにコンパクトなヘッドです(笑)。他社でいうと、ピンの「ブループリント アイアン」やテーラーメイドの「P730 アイアン」と同じくらいのサイズ感。トッププロたちは、こういうサイズのアイアンを好むんでしょうね。 【ミヤG】 もともと僕は小ぶりなアイアンが好きなので、この「APEX TCB」も雰囲...
2017/08/24新製品レポート

「打感が心地よく進化した直線番長」ピン G400 ドライバー

フィーリングよく、球を曲げずに飛ばせる 【ミーやん】ピンの最新ドライバーは従来どおり、スタンダードモデル、球のつかまりをよくしたSFテック、低スピン強弾道のLSテックの3種類が用意されていますが、なんとすべてのヘッド体積が445ccになりました。スイング時のヘッドの空気抵抗を減らし、低・深重心化させることで、慣性モーメントは前作比3%アップしているそうです。 【ツルさん】以前、ピンの社長であるジョン・K・ソルハイムさんを取材したときに「ヘッド体積はルール最大460ccのほうが性能に優位性があるから、ウチは小ぶりなヘッドを作りません!」と言いきっていたので、少し裏切られたような気持ちです(笑)...
2021/09/13新製品レポート

振りやすさを調整できる低スピンモデル グローブライド オノフ ドライバー KURO(2021年)

【ミヤG】 オノフのアスリートライン、KUROシリーズがモデルチェンジしました。「オノフ ドライバー KURO」のいちばんの特徴は、グリップエンドに交換式ウェイトが搭載されているところ。ヘッドに搭載されている3つのウェイトと共用になっていて、それぞれのウェイトを付け替えることができる新システムです。「クロスバランステクノロジー」と名付けられています。 【ツルさん】 フェース面にはバルジ(横方向の丸み)が見えて、クラシックな雰囲気があるキレイなヘッドです。差し色に使われている和テイストのやまぶき色もカッコいい。このあたりにはオノフ独自の良さを感じます。ウェイト交換の新システムは、ヘッド重量を重...
2017/12/03新製品レポート

球が拾いやすく安定感が抜群 ゼクシオ テン フェアウェイウッド

適度にスピンが入って球が上がりやすい 【ミーやん】 『ゼクシオ テン フェアウェイウッド』は、芯に当たりやすくするための工夫が盛りだくさんのようです。従来モデルよりもネック部分を3mm短くするなどして、さらなる深・低重心化が図られています。 【ツルさん】 前モデルよりもシャフトが0.25インチ長くなって、43.25インチになっています。けれど、ヘッドの投影面積が大きいので、構えたときに「長すぎる」という感じはしないですね。やさしく打てそうな雰囲気です。 【ミーやん】 弾きのある「シャキーン!」という打音がして、打っていて心地いいクラブです。ドライバーも好感触でしたが、このフェアウェイウッド...
2017/12/06新製品レポート

女子プロが好みそうなUT ゼクシオ テン ハイブリッド

アベレージ向けながらアイアンのように構えられる 【ミーやん】 ゼクシオが日本のみならず世界で展開され始めたことに合わせて、ネーミングが「ユーティリティ」から「ハイブリッド」に変わりました。ゼクシオは海外でも人気が高まっていて、ゼクシオ全体の売り上げの約4割が、アジアを中心とした海外市場での売り上げだそうです。 【ツルさん】 『ゼクシオ テン ハイブリッド』では、前作と比べ番手表記とロフト角が変更されていて、番手ごとの飛距離差を作りやすくなっています。細かいところですが、ゴルファーには好ましい改善点ですね。今回試打するのは、ロフト角20度のH4です。では、ミーやんから試打をどうぞ! 【ミーや...
2014/06/02新製品レポート

「リーズナブルな高弾性で高弾道」日本シャフト N.S.PRO レジオ フォーミュラ M

【ミーやん】日本シャフトといえば、軽量スチールの代名詞となっているN.S. PRO 950GHが有名ですが、ウッド用のカーボンシャフトも製造しています。こちらはその新作となるモデル。全長に80tの高弾性シートが使われていて、中間部分が硬め。メーカーによると強烈な弾き感が得られるシャフトとのことです。「レジオ フォーミュラ」は、これで二代目になりますね。 【ツルさん】前作はブルー基調のコスメだったけど、新モデルの「レジオ フォーミュラ M」はレッド基調のカラーリング。もちろん外見だけでなく、シャフト挙動も変わりました。以前にコースで使ってみたことがあるんだけど、この新作は仕事をしてくれるタイプの...
2021/01/25新製品レポート

振り抜きやすくてやさしい軟鉄鍛造 フォーティーン TB-5 フォージド アイアン

【ミヤG】 フォーティーンの新作アイアンは、「シアターブレード」と名付けられたヘッド形状が特徴的。バックフェース部には凹凸がほとんどありません。ヘッドサイズは大きめですが、マッスルバックのようにも見えるデザインです。 【ツルさん】 ヘッド素材はS20C軟鉄鍛造で、正真正銘の単一素材のフォージドアイアンです。フェース部を手でつまんでみると、中央が薄く、周辺に向かって徐々に厚くなっているのが分かります。ヘッドのデザインはシンプルですが、これまでに見たことがないような面白い作りになっています。 【ミヤG】 打ってみると、すごく打感がいい! 重厚感があるというよりも、軽快に心地よく打っていけるフィ...
2014/11/10新製品レポート

「スッキリ顔で球を上げやすい」ヤマハ インプレス RMX ツアーモデル PB アイアン

【ミーやん】RMXシリーズのツアーモデルアイアンには、2つのモデルが用意されています。前回はハーフキャビの『ツアーモデル CBアイアン(2015年)』を打ちましたが、今回はポケットキャビティの『ツアーモデル PBアイアン(2015年)』を試打しますよ。 【ツルさん】ポケキャビなので大きめのヘッドかと思いきや、ヘッドサイズは『ツアーモデル CB』とほとんど変わりません。ヘッド形状も見分けがつかないぐらいです。メーカーが公式に「一般的な中上級者モデルよりもスイートエリアが40%広い」と言っていますが、その実力はいかがなものか。打ってみて確かめてみましょう! 【ミーやん】コレ、打感がいいっスねー。弾...
2019/09/02新製品レポート

最大級の直進性につかまりをプラス ヤマハ RMX 220 ドライバー

【ミヤG】 前回試打した「RMX 120」に続いて、今回は「RMX 220」です。こちらのモデルは、構えてみてビックリ!とにかくヘッドの投影面積が大きいです!! 【ツルさん】 「RMX 220」は、ヘッド後方を大きく膨らませた形状にすることで慣性モーメント値が5760g・cm2になっているそうです。ルール上限が5900g・cm2ですから、ほぼ限界ギリギリ。市販ドライバーのなかでは歴代2位の高慣性モーメント設計とのことです。ちなみに歴代1位は、ナイキが2008年に発売した四角いヘッドの「サスクワッチ SUMO2 5900」です。慣性モーメント値は曲がりにくさの指標の一つとなりますが、果たしてそ...