2008/12/12国内男子

大活躍の石川遼、引き分けに持ち込む2度のミラクルパット!

石川遼にとって初出場となる、国内男女、シニアツアーによる対抗戦「Hitachi 3Tours Championship 2008」初日。ほとんど経験のないダブルス戦を交えてのプレーとなったが、ツアーと同様に大きな存在感を示し、詰め掛けたギャラリーを大いに沸かせた。 エキシビジョンマッチといえども勝負は勝負。ツアーでは見られない、リラックスした雰囲気の中で笑顔を見せながらも、「楽しくプレーしましたが、お祭りというよりも“勝つ!”という感じの雰囲気だった」と、内には熱い闘志を秘めてのラウンドだった。矢野東と組んだ午前のダブルス戦。5番パー3でバーディを奪うと、右手を強く握り締め、力を込めたガッツポ...
2010/07/11国内女子

猛チャージの藤田幸希「あのパットが決まっていれば・・・」

国内女子ツアー「明治チョコレートカップ」の最終日、優勝を果たした不動裕理を脅かすことは出来なかったが、猛チャージで大会を沸かせたのが藤田幸希だった。通算3アンダー8位タイからスタートした藤田は、前半に3連続を含む6バーディを奪った。 後半に入っても12番パー5でバーディを奪い通算10アンダー。この時点で首位に1打差まで迫っていた。しかし、15番で2.5mのバーディパットを僅かにショートしてしまい、がっくりと肩を落とした。すると、完全に勢いは止まってしまい、残る3ホールもパーとなり通算10アンダーの3位タイでホールアウトすることになった。 「あの15番が決まっていたら、あと1つは取れたと思う。...
2007/09/16GDOEYE

パットが決まっていたら・・・試合が終わっても練習を繰り返す上田桃子

「マンシングウェアレディース東海クラシック」の最終日。3週連続優勝に向け、2位に2打差のリードをもって最終日を迎えたのは飯島茜。その飯島を逆転するか2打差でスタートしたのが上田桃子だった。8,000人を越える大ギャラリーのお目当ては勿論この最終組。 ところが、スタート直後上田はただならぬ雰囲気を察した。首位の飯島がスコアを落とすと「下から伸ばしてくるな!」と。事実、川原由維とチャンナがスコアを伸ばしていた。しかし、6アンダースタートの自分が10アンダーまで伸ばせば逆転されることはないだろうと意識を切り替え、自分のゴルフに集中した。 ところが、久しぶりの最終組。飯島、鬼沢信子とはラウンド中に会話...
2007/10/18国内女子

「正直、すごいプレッシャーがあった」上田が魔のパットについて語る

誰もがまさかと思った富士通レディス。わずか80cmのウィニングパットを外し、プレーオフで涙を流した上田桃子。この日、今週行われるマスターズGCレディスのプロアマに出場した上田は、先週よりは冷静にその時の状況を振り返った。 「勝ちが欲しい。入れれば勝てるっていう気持ちが強すぎて…。入れたいっていう気持ちが先に行っちゃって、“入る!”というより、“入って!”という感じになってしまった」。 その時、上田の一番近くにいたキャディの川口淳氏も、上田の迷いを感じていた。「最初、上から見たときと、下から見たときの読みが違っていて。自分がこんな(80cm)なんだから、まっすぐ強めに打てばって言ったら、『えっ!...
2022/10/07国内男子

“企業秘密”のパット好調 今野大喜「大げさにやっている」

◇国内男子◇For The Players By The Players 2日目(7日)◇THE RAYSUM(群馬)◇7137yd(パー71) 今野大喜が8バーディ、3ボギーでプレー。13ポイント獲得(※)の計21ポイントで首位に浮上した。 「あまり雨が得意ではないが、いいゴルフができた。セカンドショットで長い距離が残ることが多かった。そこから安定して打てていた」と振り返った。 インスタートの10番は130ydから46度で3mにつけてバーディ発進。前半で6ポイントをゲットし、後半は2度の2連続バーディなどで7ポイントを加算と大雨の中でも安定したゴルフを見せた。 好調を支えたのがパッティング...
2023/06/05米国女子

自己評価は「3点」 畑岡奈紗はパットの“回転”に課題

◇米国女子◇みずほ アメリカオープン 最終日(4日)◇リバティーナショナルGC (ニュージャージー州)◇6656yd(パー72) ムービングデーに「0点」と自己評価したパッティングは最終日に「3点」に上がった。それも「100点満点で」と言うから厳しい。畑岡奈紗は5バーディ、3ボギー1ダブルボギーと出入りの激しい「72」。通算イーブンパー33位のフィニッシュにため息をついた。 パッティングの練習中、畑岡はツートンカラーのボールで転がりを確認する。最近は2色の境目がインパクト直後から「ちょっとねじれているように見える」という。サイドスピンが多くかかり、「入ったと思ったのが最後に切れるのはその影響が...
2022/06/09国内男子

“5連敗”からの逆襲 宮里優作はパットのアドレス変えて「63」

◇国内男子◇ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント 初日(9日)◇麻生飯塚GC (福岡)◇6809yd(パー72) 目下の賞金ランキングは108位。直近5試合の獲得賞金がゼロという状況を考えれば、「自分でもどうしちゃったんだろうと思う」。1イーグル、7バーディの「63」。9アンダー首位と絶好のスタートを切った宮里優作は思わず首をひねった。 出だし10番でいきなり7mのバーディパットがカップに転がり込むなど、パッティングがさえにさえた。2つ目にした12番(パー5)も2打目をフェアウェイに刻んでから、4mを流し込んだもの。「ショートスタンスで打ちたいと思っていた。(ターゲットに対して)あまり直線...
2022/06/20全米オープン

「びっくりしますよね」 松山英樹はパット貢献度首位で“65”

◇メジャー第3戦◇全米オープン 最終日(19日)◇ザ・カントリークラブ(マサチューセッツ州)◇7264yd(パー70) 12番、ボールが8m先のカップに近づくにつれて、グリーンの周りからは期待に満ちた声が上がり始める。バーディパットがカップの縁を回って入ると、松山英樹はこぶしを握り、自分の名前を叫ぶ声に力強くうなずいた。 バーディなしで終えた前日のフラストレーションを晴らすように、この日はボギーなしの5バーディ「65」。「きのうまで全く入っていなかったので、びっくりしますよね」と、最終日はグリーン上で魅せた。 7番で4mのバーディパットを入れて、通算イーブンパーまで戻して折り返し。12...
2019/11/14国内男子

初勝利目指す正岡竜二 ショット復調のきっかけはパット練習から

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 初日(14日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70) ツアー未勝利の正岡竜二が4バーディ「66」をマークした。「沖縄人には寒い」という御殿場に吹きすさぶ風をものともせず、4アンダーの4位タイ発進。この日、ノーボギーで回ったのは5アンダー首位タイの宮里優作、イーブンパー15位タイのアマチュア米澤蓮(東北福祉大2年)を含む3人だけ。待望のツアー初勝利へ上々の滑り出しだ。 好スコアの裏には、確かな手応えがあったという。前週の「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」で「ちょっと気づけたことがあった」。アドレス時に、ボールと体の...
2017/06/25国内女子

鈴木愛が渾身パットで逃げ切り優勝 三ヶ島は1打及ばず涙

◇国内女子◇アース・モンダミンカップ 最終日(25日)◇カメリアヒルズCC(千葉県)◇6545yd(パー72) 1打差の首位で出た鈴木愛が4バーディ、1ボギー「69」で回って通算18アンダーで逃げ切った。5月「ほけんの窓口レディース」に続く今季2勝目。ツアー通算5勝目になった。 三ヶ島かなに1打リードで迎えた最終18番。先に左奥カラーから長いバーディパットを決めた三ヶ島に対して、鈴木も6mほどのバーディパットを入れ返して勝負を決めた。大粒の雨が降る中でガッツポーズを繰り返した。 ツアー初優勝を目指した三ヶ島は通算17アンダー2位。勝負が決した直後にはうつむいて目に涙を溜めた。笠りつ子は3位、堀...
2017/11/25国内男子

ショット復調+パットのヒラメキ 石川遼が急浮上でV争いへ

◇国内男子◇カシオワールドオープン 3日目(25日)◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知)◇7315yd(パー72) 石川遼が1年の“最後”に優勝争いのチャンスを得た。イーブンパー38位タイから7バーディ、1ボギーの今季ベストスコア「66」をマークし、通算6アンダー。首位の時松隆光に5打差の7位タイに急浮上した。 2試合続けて予選を通過したものの、ムービングデーのティオフは前週「ダンロップフェニックス」の週末に続いて10番ホールから。 石川はその“裏街道”から猛チャージを見せた。出だし2ホールでショットをピンに絡めて連続バーディ発進とすると、さらに1つ伸ばしてハーフターン。「ショットの手ごた...
2022/10/22米国男子

「あきれている」松山英樹はパットでチャンス逃し首位と11打差

◇米国男子◇ザ・CJカップ 2日目(21日)◇コンガリーGC (サウスカロライナ州)◇7655yd(パー71) スーパーショットの感触も薄れてしまう。後半13番、右サイドの砂地からの第2打。スライスをかけて木を避けたボールはピンの右2.5mについた。拍手が響いた後、ピンチで得たチャンスは生かされなかった。「ああいうところでバーディを獲れればもうちょっとラクにプレーができると思うけど…」。松山英樹のグリーン上での悩みはこの日も晴れなかった。 初日に比べて「タッチは良かったと思います」と、タップインの場面が増えただけでは納得がいくはずもない。前半2番(パー5)で1mを沈めたのが、この日カップに沈ん...
2022/10/23国内シニア

マークセンが4戦連続V 「パットが良くなって自信を持てた」

◇国内シニア◇ISPS HANDA・やっぱり面白いシニアトーナメント 2日目(22日)◇サザンクロスリゾート(静岡)◇6369yd(パー71) 首位タイから出たプラヤド・マークセン(タイ)が1イーグル4バーディ、1ボギーの「66」をマークし、通算12アンダーで優勝を決めた。 9月「日本シニアオープン」から4試合連続優勝を達成。「とてもうれしい。パターを変えてから良くなって、自身を持てるようになったので勝てた」と、日本シニアオープン前週の「コマツオープン」から変更したパターが優勝に貢献した。 3打差2位に渡部光洋。通算8アンダー3位に兼本貴司と横尾要、7アンダー5位に矢澤直樹とタワン・ウィラチャ...
2023/01/15米国男子

ショット上向きの松山英樹 7打差からの連覇は「パット次第」

◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 3日目(14日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70) 3アンダー46位で第3ラウンドに進んだ前年覇者の松山英樹は5バーディ、ボギーなしの「65」で回り、通算8アンダーの25位に浮上して最終日を迎える。 追い上げを図ったムービングデーは10番からスタート。出だしで4m、続く11番(パー3)でも5m弱のチャンスを逃し、14番までパーを並べた。15番でようやくピン右8mをねじ込んでバーディが先行。16番、17番(パー3)ではバーディパットはカップを逸れ、18番(パー5)でも1.2mを外してパーとする、もどかしい展開が続いた。 加速をつけたのは後...
2013/09/05国内男子

谷原秀人 パット好調で2人の後輩をリード

山梨県の富士桜カントリー倶楽部で開幕した国内男子ツアー「フジサンケイクラシック」。3シーズンぶりの勝利への期待がかかる谷原秀人が6バーディ、1ボギーの「66」(パー71)で回り、暫定単独首位のヤン・ジホ(韓国)に1打差の暫定2位タイでスタートした。 初日の18ホールを振り返った谷原は、開口一番「パターのみです」と苦笑い。パーオンを逃したのは1ホールだけとアイアンショットは安定したが、好スコアに貢献したのはグリーン上での勝負。前半15番から3連続バーディを奪うと、後半3番(パー5)では15メートル、続く4番(パー3)では8メートルのバーディパットを決めてみせた。 2007年大会のチャンピオンだが...
2016/04/29国内男子

パットがバンカーに…「怒ったってしょうがない」これも池田勇太のイメチェンだ!

自身初の2週連続優勝も現実味を帯びてきたが、本人は「意気込んでもねぇ」とのれんに腕押しだ。秒速10m近い風が吹いた「中日クラウンズ」2日目、池田勇太は2バーディ、4ボギーの「72」(パー70)とスコアを落としながらも、首位と1打差をキープした。それでも「ゴルフの内容は、まあ普通です」と、テンションはまだ上がってこない。 10番では、グリーン手前エッジからパターで寄せた3打目が、フォローの風に押されて、ピンを越えて反対側のバンカーまで転がり落ちた。「(風のせいで)そういうのはしょっちゅうあった」と池田は言う。「アンラッキーとしか言えないよ。誰のせいでもないので怒ったってしょうがない」。今年、爽や...
2024/06/01国内女子

ショットとパットの“コーチ二刀流” ルーキー菅楓華が「66」でV戦線へ

◇国内女子◇ヨネックスレディス 2日目(1日)◇ヨネックスCC(新潟)◇6339yd(パー72)◇晴れ(観衆3329人) ルーキー菅楓華が7バーディ、1ボギーでツアーベスト「66」で通算8アンダー6位に浮上した。1番で3m、3番と4番で1mの決めるべきチャンスを確実にものにし、後半は13番で5m、14番で6mと“いい距離”のバーディパットをねじ込んだ。 「最初のバーディでパターが入る気が一日中していたのでしっかりカップを狙えた。ストレスが溜まることなく18ホール回れました」。会心のラウンドに手応えをにじませた。 昨年12月の最終QTは過少申告による失格で“幻のQT5位”となり、今季ツアー前半戦...
2013/10/06日本女子オープンゴルフ選手権競技

宮里美香が2度目の日本女子OP制覇 最終18番でスーパーパット

◇国内女子◇日本女子オープンゴルフ選手権競技 最終日◇相模原ゴルフクラブ 東コース(神奈川県)◇6652ヤード(パー72) 初日から首位を走り続けた宮里美香が苦難の末に、勝利をつかんだ。 後続に5打差をつけて迎えた最終ラウンドは、前半アウトで4ボギーを叩く厳しいラウンド。後半14番、15番の連続ボギーで、同じ最終組の菊地絵理香に一時逆転された。しかし通算1オーバーの首位タイで先にホールアウトしていた佐伯三貴と並んで迎えた最終18番(パー5)、左奥から6メートル下りのバーディパットを沈め、鮮やかに勝ち越し。通算イーブンパー、72ホール目での決着に涙を浮かべた。 佐伯と菊地が1オーバーの2位。最終...
2009/10/10国内男子

久保谷健一 前日同様にパットが冴え単独首位に!

神奈川県にある戸塚カントリー倶楽部 西コースで開催されている、国内男子ツアー第16戦「キヤノンオープン」の3日目。この日は第2ラウンドが行われ、2位スタートの久保谷健一が11アンダーで単独首位に立った。 久保谷は昨日同様、パッティングが冴え渡り、前半だけで4バーディを稼ぐなど68をマーク。明日は7年ぶりに最終日単独首位でスタートすることになった。 2位には、66をマークしたH.リーがトータル9アンダーとし、昨日の20位タイから一気にジャンプアップしてきた。また、矢野東が4バーディ、1ボギーと堅実にスコアを伸ばし、8アンダー3位タイに浮上。 第一ラウンドでトップだった池田勇太は、この日ショットに...
2015/10/10国内女子

銀座のシャネルでピアスを購入 パット復調の鈴木愛が5位浮上

鈴木愛が「スタンレーレディス」(静岡・東名CC)2日目を6バーディ、ノーボギーの「66」でプレーして通算6アンダーとし、首位と2打差の5位に浮上した。 鈴木の左耳には、真新しいピアスが光っていた。財布も愛用する高級ブランド「シャネル」の物で、昨年からずっとほしかったのだという。「電車や人ごみが嫌いで、普段東京の家にいるときは引きこもっている」というが、今週月曜に銀座のシャネル直営店に一人で出向き、ゲット。それ以来、寝るとき以外はずっと装着して気分を一新している。 7月に出場した「全米女子オープン」以降、「フックラインの調子が悪かった。1カップ曲げようとしたら、2カップ以上曲がる」というパッティ...