2021/06/07優勝セッティング

「しっくりきた」パターでノーボギー 笠りつ子の優勝ギア

◇国内女子◇ヨネックスレディスゴルフトーナメント 最終日(6日)◇ヨネックスCC(新潟県)◇6435yd(パー72) 笠りつ子が3日間ノーボギーを貫き、通算12アンダーでツアー6勝目を挙げた。 大会を通じて1ラウンドの平均パット数は28.33とグリーン上で安定。最終日は6番(パー5)で3m、11番では4mを沈めてバーディを奪った。 パターは昨年8月「ニトリレディス」から「しっくりきたので」とオデッセイ ホワイト・ホット OG #1を投入している。 パッティング練習について「カップを見るんじゃなくて、ラインに出す練習をずっとしている。それまでは出球がバラバラだったりしていたが、しっかりとライン上...
2021/06/01優勝セッティング

3W抜いて4I投入 勝みなみの復調Vを支えたギア

◇国内女子◇リゾートトラストレディス 最終日(30日)◇セントクリークGC (愛知)◇6605yd(パー72) 最終組からトップを1打追ってティオフした勝みなみが逆転でツアー通算5勝目を挙げた。 出だし1番のティショットをフェアウェイに運んでスタートを切ったが、2打目でグリーン右のバンカーに入れて“目玉”になってダブルボギーを先行させた。不穏な空気が漂いそうになったが、(1) ショットのスイングをテイクバックからフォローにかけて「大きくスイングするイメージ」と意識を変え、(2) パッティングではリズムに気をつけながら「目線をシャフトのあたりというか、ボールの手前を見るように」と徹底して、結果に...
2021/03/08優勝セッティング

スリクソンZX5 ドライバーで安定感 小祝さくらの優勝ギア

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 最終日(7日)◇琉球GC(沖縄県)◇6561yd(パー72) 2打差3位で最終日を迎えた小祝さくらが後半から追い上げを見せ、逆転のツアー通算3勝目を飾った。 雨もあがった後半11番(パー5)。残り60ydの3打目を58度で放つとピンそば1m弱にピタリとつけ、バーディを奪取して勢いをつけた。そして、優勝を決めた最終18番でも「『同じ距離に残せたらいいね』とキャディさんと話していた」とプレーを再現し、バーディ。狙い通りのプレーで勝利を手繰り寄せた。 4日間を通じて、「パットがいい日もあれば、ショットがいい日もあって、うまくかみ合ってくれた」と振り返った。20...
2022/03/21優勝セッティング

1Wは「強い球が打てる」ローグST 堀琴音の優勝ギア

◇国内女子◇Tポイント ENEOS ゴルフトーナメント 最終日(20日)◇鹿児島高牧CC (鹿児島)◇6419yd(パー72) 26歳の堀琴音が後続を1打差で振り切ってツアー2勝目を挙げた。ドライバーはキャロウェイ ローグ ST プロトタイプ(10.5度)を投入。「風がアゲンストのときに強い球が打てるようになった」という。 大会を通じてのフェアウェイキープ率86%(36/42)、パーオン率は70%(38/54)を記録した。 フェアウェイウッドにはテーラーメイド ステルス(7番21度)を加えており、ウッド系はキャロウェイ、ブリヂストン、テーラーメイドと3メーカーが混在している。 ツアー3勝目に向...
2022/11/01優勝セッティング

“天才少女”がたどり着いた「簡単志向」 金田久美子の11年ぶりVギア

◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 最終日(30日)◇武蔵丘GC(埼玉)◇6550yd(パー72) 単独首位スタートの金田久美子が4バーディ、4ボギーの「72」でプレーし、通算9アンダーで逃げ切った。2011年「フジサンケイレディスクラシック」から11年189日ぶりの2勝目は、ツアー最長(1988年のツアー制施行後)のブランク優勝となった。 8歳で「世界ジュニア」(10歳以下の部)を制してタイガー・ウッズの記録に並び、2002年「リゾートトラストレディス」では12歳298日と最年少の予選通過記録(当時)を樹立。“天才少女”と呼ばれ、「クラブは関係ないと思っていた」というア...
2021/05/03優勝セッティング

岩田寛の6年ぶり勝利のギア 複数メーカーのクラブと愛着パター

◇国内男子◇中日クラウンズ 最終日(2日)◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)◇6557yd(パー70) 岩田寛が2015年「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」以来となるツアー通算3勝目を飾った。2打差の7位から7バーディ、ボギーなしの「63」をマーク。通算12アンダーとして逆転し、後続に3打差をつけた。 2020-21年シーズンは昨年6試合で3度のトップ10入り。今年は初戦の「東建ホームメイトカップ」で予選落ちしたが、2戦目「関西オープン」で28位。3試合目となった今大会の直前に「スイングで手が先に出てしまう悪い癖が、なんとなくわかった」と発見があった。「それを(修正できるよう)ずっとやり...
2022/07/25優勝セッティング

ドライバーは「小さいヘッド」がお好き 菊地絵理香の優勝ギア

◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 最終日(24日)◇滝のCC(北海道)◇6560yd(パー72) 菊地絵理香が通算20アンダーまでスコアを伸ばして、1打差で逃げ切り優勝。昨年6月「アース・モンダミンカップ」以来となるツアー5勝目を地元・北海道で挙げた。 ドライバーは契約するタイトリストのTSi4を昨年から引き続き使用している。 「ドライバーは小さいヘッドが好き。小さい方が抵抗がないですし。アイアンも小さいのが好きですが、小さいと飛ばなくなるので、中くらいのを選んでいる」 アイアンは昨年9月に発売されたタイトリスト T300を使用。5番ホールでは141ydから8Iで60cmに絡めて2...
2022/06/07優勝セッティング

ツアー史上最も小柄な日本タイトル王者 比嘉一貴の優勝ギア

◇国内メジャー◇BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 最終日(5日)◇宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇7387yd(パー71) 比嘉一貴が首位と3打差から出た最終日に2イーグル含む「67」で回り、通算12アンダーで逆転優勝を遂げた。身長158㎝。1973年のツアー制施行以降に日本タイトルを獲得した選手の中では最も身長が低い覇者となった。最終日のティオフ前にキッズエスコートが行われ、「子供たちと変わらないんじゃないか」と言いつつ、「僕だからできることがあるのではないか。見ている人に憧れてもらえる選手になりたい」と思いを語った。 前回優勝した4月「関西オープン」から差し替えたのはパタ...
2024/07/08優勝セッティング

ショット不調でもクラブは替えない 川崎春花の2年ぶり優勝ギア

◇国内女子◇ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 最終日(7日)◇真駒内CC空沼コース (北海道)◇6667yd(パー72)◇曇り(観衆2030人) 21歳の川崎春花が2022年10月「マスターズGCレディース」以来1年9カ月ぶりにツアー3勝目を挙げた。最終日は一度も首位を譲ることなく単独トップを守り切り、通算18アンダーで逃げ切った。 2勝目からクラブセッティングは大きく替えておらず、1Wは2020年に発売されたテーラーメイドの「SIM グローレ」を継続使用。シャフトも男子プロの尾崎将司が愛用するオーダーメイドシャフト「IMIDE AND SUNS(イミドアンドサンズ)」のプロトタイプ...
2021/06/08優勝セッティング

ナイキ3W、オデッセイ名器「気に入ったら使い続ける」木下稜介の初優勝ギア

◇国内メジャー◇日本ツアー選手権 森ビル杯 Shishido Hills 最終日(6日)◇宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇7387yd(パー71) 単独首位から出た木下稜介が4バーディ、1ボギーの「68」で通算14アンダーまで伸ばし、初優勝をメジャータイトルで飾った。惜敗を重ねてきたツアー本格参戦8年目。今シーズンだけで3度目となる最終日最終組のプレーで後続に5打差をつけてぶっちぎった。 パーオン率は今季ツアーナンバーワンの70.99%、“飛んで曲がらない”トータルドライビングでも4位につけるショットメーカー。「気に入ったものは使い続ける。テストはするけど、なかなか替えられない」とセッテ...
2021/03/22優勝セッティング

5Wと3UT入れ替えも 小祝さくらの優勝ギア

◇国内女子◇Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント 最終日(21日)◇鹿児島高牧CC (鹿児島)◇6424yd(パー72) 大会期間中で最も強い風と小雨が降り注いだ最終日、小祝さくらが逆転で21年初戦に続くシーズン3勝目を挙げた。「天候(の影響で)でみんな伸ばしていない状態だったのでそれがついていたかな」と謙虚な姿勢を見せつつ、「後半は耐えるホールが多かった。そこをしっかりボギーにせずにパーを拾えたことが大きかったです」と勝因を振り返った。 課題として取り組んできた「低い球」が奏功した。「ゴルフをしていると風が強い時も多い。(ショット時の弾道で)自分は球が高いので、そういう日に必要だと思っ...
2023/04/18優勝セッティング

マキロイと同型パターで課題を克服 岩井明愛の優勝ギア

◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 最終日(16日)◇熊本空港CC(熊本県)◇6623yd(パー72) 1打差を追って最終日をスタートした岩井明愛が「72」でプレーし、通算7アンダーとしてツアー初優勝を飾った。緊張感が増す最終組の中で冷静に状況を把握しながらショットをコントロールし、後続を1打差で振り切った。 クラブは用具契約を結ぶヨネックス製が中心。ユーティリティは入れずにウッド系は3本で構成し、“飛び系アイアン”の「EZONE FS」を入れて飛距離の調整をしている。 「今週は結構よかった」と話す得意のアプローチも初優勝の支えに。最終18番(パー5)ではグリーン右に外したラフから...
2024/04/15優勝セッティング

飛距離しか見ていない “飛ばし屋”竹田麗央の初Vギア

◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 最終日(14日)◇熊本空港CC(熊本県)◇6518yd(パー72)◇晴れ(観衆3408人) 竹田麗央が地元・熊本でツアー初優勝を挙げた。3打差3位から出て「70」で回り、通算7アンダーで逆転した。 昨季の平均飛距離は258.91ydで2位(1位は260.82ydの神谷そら)。気になるスタッツはもちろん「いつもドライビングしか見てない。去年2位だったので、それが悔しくて1位取りたいなと」。大会最終日の平均飛距離は1位タイの268ydを記録した。飛ばし屋としての意地もある。 21歳が愛用するドライバーは契約する住友ゴム工業(ダンロップ)のスリクソン ...
2023/03/20優勝セッティング

「ハマってくれた」センターシャフト 青木瀬令奈の優勝ギア

◇国内女子◇Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント 最終日(19日)◇鹿児島高牧CC(鹿児島)◇6419yd(パー72) 青木瀬令奈がボギーなしの8バーディ「64」でプレー。通算17アンダーで4打差を逆転し、ツアー4勝目をあげた。 セッティングは、前回優勝の2022年7月「資生堂レディス」からアイアンとパターを変更。アイアンは昨年11月発売の住友ゴム工業(ダンロップ)「スリクソン ZX5 Mk II」(8番)と、「スリクソン ZX7 Mk II」(9番、PW)が投入された。 パターはオデッセイ「ホワイト・ホット OG #1WCS」で、開幕戦から3週連続の変更だった。「センターシャフトは久しぶ...
2024/05/06優勝セッティング

今季からタイトリスト契約 米澤蓮のツアー初優勝ギア

◇国内男子◇中日クラウンズ 最終日(5日)◇名古屋GC和合C(愛知)◇6557yd(パー70)◇晴れ(観衆6233人) 米澤蓮はプロ3年目の今季、用具契約を一新した。ルーキーイヤーから使用していたコブラのクラブをタイトリストへ。ボールと14本のクラブをすべて同社製にスイッチし、ツアー会場内外でのサポートに支えられている。 1WはTSR2を使用。ショットにある程度のスピン量をもたらすモデルで、ロフト角も11度と比較的大きめ。各ホールを丁寧に攻めるフェードヒッターの特性を引き出している。ちなみに前週の日欧共催大会「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」を制した桂川有人も同じ...
2024/10/07優勝セッティング

「慣れているクラブが良い」 金谷拓実が使い続ける優勝ギア

◇国内男子◇ACNチャンピオンシップ ゴルフトーナメント 最終日(6日)◇三木GC(兵庫)◇6993yd(パー71)◇晴れ(観衆3260人) 金谷拓実が通算20アンダーで並んだリュー・ヒョヌ(韓国)とのプレーオフを制した。3月「東建ホームメイトカップ」以来の今季2勝目、ツアー通算7勝目を手にした。 クラブは今季初優勝をあげた3月から変更なし。「良いクラブがあれば使いたいと思うけど、シーズンが長いので、その中で練習を積む時間が少し足りないかなと。慣れているクラブが良い」と説明した。 プロ転向した2020年からピンを使い続けている26歳。ドライバーは2019年発売のG410 PLUSで、4日間を通...
2024/10/14優勝セッティング

アイアンシャフトを替えて精度アップ 今平周吾の優勝ギア

◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 13(最終日)◇東京ゴルフ倶楽部(埼玉)◇7251yd(パー70)◇晴れ(観衆6382人) 首位に1打差から出た今平周吾が5バーディ、3ボギー「68」で回り、通算4アンダーで今季初優勝をあげた。昨年11月「三井住友VISA太平洋マスターズ」以来となる節目の通算10勝目は、地元・埼玉県でのメジャー初タイトル。最終18番では20mのバーディパットをねじ込み大歓声を浴びた。 最終日の平均パット数「1.5455」でフィールド3位に入ったパッティングは、最近打ち方を変えたことで向上。「3試合くらい前から、左手を伸ばすようにしてシャフトと一体にするように打った...