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“24億円”への道 松山英樹の前年2位コースでプレーオフシリーズが開幕

◇米国男子プレーオフ第1戦◇フェデックスセントジュード選手権 事前情報◇TPCサウスウィンド(テネシー州)◇7243yd(パー70)

昨秋開幕の2021-22年シーズンは前週のレギュラーシーズン終了を受けてフェデックスカッププレーオフに突入する。全3戦の初戦は11日(木)にテネシー州メンフィスで開幕。来季の出場権を獲得したフェデックスカップポイントランキング上位125人が、さらなるエリートステータスとビッグボーナスをかけたシリーズに臨む。

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3大会はそれぞれ各試合後のポイントランキング下位選手が脱落し、シーズンを終えていくシステム。今大会終了時の上位70人が次週の第2戦「BMW選手権」(デラウェア州ウィルミントンCC)に進出、生き残った30人が、来年の一部メジャー出場権等が付与される最終戦の「ツアー選手権」(ジョージア州イーストレイクGC)にたどり着く。

「マスターズ」を含む今季4勝のスコッティ・シェフラーがポイントランク1位でポストシーズンを迎える。いずれも3勝を挙げたキャメロン・スミス(オーストラリア)、サム・バーンズザンダー・シャウフェレが続く。前週の「ウィンダム選手権」を終え、125位ギリギリでプレーオフにコマを進めたのはリッキー・ファウラー。第1戦、第2戦は順位に応じて通常大会の4倍のフェデックスカップポイントが付与されるだけに、大逆転の可能性も残されている。

手首痛により途中棄権した3週前の「3Mオープン」以来の出場となる松山英樹はランク11位で初戦に入る。会場のTPCサウスウィンドでは昨年まで3年にわたって世界選手権シリーズ(WGCセントジュード招待)が開催された。松山は1年前、「東京五輪」翌週の強行スケジュールにして当地で2位。アブラム・アンセル(メキシコ)にプレーオフで敗れたものの、正規の最終ラウンドで7バーディ、ボギーなしの「63」をマークした。復帰戦で相性の良さを信じたい。

最終ポイントランクによるボーナス総額は7500万ドル(101億5950万ドル)。最終戦優勝者には前年比300万ドルアップの1800万ドル(約23億9800万円)が付与される。年間王者のタイトルを目指すレースは第4コーナーを回った。

<フェデックスカップポイントトップ10と主な出場予定選手>
スコッティ・シェフラー(1)、キャメロン・スミス(2)、サム・バーンズ(3)、ザンダー・シャウフェレ(4)、パトリック・カントレー(5)、ロリー・マキロイ(6)、トニー・フィナウ(7)、ジャスティン・トーマス(8)、キャメロン・ヤング(9)、イム・ソンジェ(10)、松山英樹(11)、ウィル・ザラトリス(12)、ジョーダン・スピース(15)、コリン・モリカワ(22)、アダム・スコット(77)、ジェイソン・デイ(113)、リッキー・ファウラー(125)
※カッコ内はランキング(出場停止選手を含まない)

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