2021年 アーノルドパーマー招待

キングの死去から5年 松山英樹は“地元”でビッグゲーム連戦

2021/03/02 15:00
地元での活躍が期待される松山英樹※写真は前週の「WGCワークデイ選手権」

◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待 事前情報◇ベイヒルクラブ&ロッジ(フロリダ州)◇7454yd(パー72)

フロリダスイングの第2戦は4日(木)に開幕する。優勝者に3年シード、フェデックスカップポイント550ptといったメジャーに次ぐ格付けの招待試合。2016年に死去したアーノルド・パーマーが居にしたコースでエリート選手たちがしのぎを削る。

ツアー大会での直近の優勝者のほか、世界ランキング上位50位、前年のフェデックスカップポイントランキング上位70位までといった独自の出場資格が設けられる。今年の日程変更で、前週は世界選手権シリーズ「WGCワークデイ選手権」、次週に“第5のメジャー”「プレーヤーズ選手権」を控えるビッグトーナメントの連戦の真っただ中でもある。

巨大な池が口を開ける名物ホールの6番(パー5)をはじめ、各所でウォーターハザードが絡むコース。前年の優勝スコアは通算4アンダーで、ティレル・ハットン(イングランド)は最終日に「74」とスコアを落としながら米ツアー初優勝を決めた。風の強弱とグリーンの硬さ次第で難易度が大幅に上下する。

フィールドで世界ランク最高位は5位のザンダー・シャウフェレ。6位でハットンが続く。8位のロリー・マキロイ(北アイルランド)は2018年大会で優勝。ブライソン・デシャンボーは前年4位に入った。

会場近隣に住む松山英樹は、毎日自宅から通勤する年間唯一の試合。「ワークデイ選手権」で最終日を7位で迎えるなど、復調が見られる。「この2週間は体調が良くなかったので体力が落ちている。試合までに体調を崩さないよう」と、まずは万全の注意を払いたい。

主催者推薦により黒人ゴルファーなどの地位向上を目指す「アドボケイトプロゴルフ協会」(APGA)のツアーでプレーするカマイユー・ジョンソンのほか、カミロ・ビジェガス(コロンビア)、ジャズ・ジェーンワタナノンド(タイ)らが出場を決めた。

<主な出場予定選手>
ティレル・ハットンジェイソン・デイブライソン・デシャンボートニー・フィナウイム・ソンジェ松山英樹ロリー・マキロイフランチェスコ・モリナリケビン・ナパトリック・リードジョーダン・スピースヘンリック・ステンソン

2021年 アーノルドパーマー招待