伝統の“プロアマ”をプロだけで ペブルビーチに小平智が登場
◇米国男子◇AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ 事前情報◇ペブルビーチGC(7051yd)、スパイグラスヒルGC(7041yd、いずれもパー72、カリフォルニア州)
歌手、俳優のビング・クロスビーが1937年に創始したプロアマ大会もコロナ禍で例年とは異なる形式で開催される。感染拡大防止の観点からアマチュアゲストは同伴競技者として参加せず、156人のプロゴルファーでタイトルが争われる。
全選手が3コースを回る54ホールの予選ラウンドは、ペブルビーチGCとスパイグラスヒルGCでの36ホール競技に“縮小”された。ペブルビーチでの決勝ラウンドは2日間36ホールで実施。カリフォルニア州の感染状況は依然として深刻で無観客で行われる。
ニック・テイラー(カナダ)が初日から首位を走る完全優勝を飾った前年は、大会通算5勝、当時49歳のフィル・ミケルソンが連覇を逃して3位に終わった試合でもあった。比較的距離の短いコースを舞台に、ジョン・デーリー、トム・レーマン、ジム・フューリックら同じシニア世代への期待もかかる。
フィールドで世界ランク最高位にいるのは11位のパトリック・カントレー。前週の米ツアー「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」で4位に入ったジョーダン・スピースは2017年に勝った試合で復活を印象付けたいところ。日本勢はツアーメンバーの小平智が唯一出場。予選落ちを2試合連続で止めた前週の流れを引き継ぎたい。
また、黒人選手らマイノリティのゴルファーによるミニツアーで活躍し、1月の「ファーマーズインシュランスオープン」を直前のPCR検査陽性で欠場したカマイユー・ジョンソンが、主催者推薦によりツアーデビューする。
世界ランク1位、前週の欧州ツアー「サウジインターナショナル」で優勝したダスティン・ジョンソンはエントリーを取り消した。
<主な出場予定選手>
ニック・テイラー、パトリック・カントレー、ポール・ケーシー、ジェイソン・デイ、デビッド・デュバル、リッキー・ファウラー、ダスティン・ジョンソン、小平智、フィル・ミケルソン、フランチェスコ・モリナリ、ジョーダン・スピース