注目の初開催コース 松山英樹ら日本勢6選手が「全米オープン」制覇に挑む
2017年のメジャー大会第2戦「全米オープン」が、6月15日(木)から4日間、ウィスコンシン州にあるエリンヒルズで開催される。第117回を迎える大会は、2年前のワシントン州(チェンバーズベイ)に続き、未踏だったウィスコンシン州での初開催となった。
舞台となるエリンヒルズは、2006年に開場した真新しいコース。古代の氷河によって作られたモレーン(氷堆石)と呼ばれる土地の上に、自然の地形を生かして造成された。08年に「全米女子アマチュアパブリックリンクス選手権」、11年に「全米アマチュア選手権」が開催されているが、今大会に出場する選手たちにとってはほぼ経験のないコースとなる。
昨季、オークモントCCでの戦いを制したのはダスティン・ジョンソン。惜敗に終わった15年大会の借りを返して、初めてのメジャータイトルを獲得し、その後は世界ランク1位にまで上り詰めた。今季のメジャー初戦「マスターズ」は、開幕直前のアクシデントで欠場を余儀なくされているだけに、大会連覇への思いは強いだろう。
世界から強豪が集結する中、日本勢も今年は精鋭が集まった。世界ランク4位で初メジャー獲得に挑む松山英樹を筆頭に、今季海外での活躍が目立つ谷原秀人、スポット参戦ながら意欲的にPGAツアー出場を続ける池田勇太、さらには日本での予選会を勝ち抜いた宮里優作、小平智、今平周吾の計6選手が出場する。“世界一の称号”をかけた戦いに注目だ。
【主な出場予定選手】ダスティン・ジョンソン、ロリー・マキロイ、ジェイソン・デイ、松山英樹、セルヒオ・ガルシア、ジョーダン・スピース、ヘンリック・ステンソン、アレックス・ノレン、リッキー・ファウラー、ホン・ラーム、ジャスティン・ローズ、アダム・スコット、谷原秀人、池田勇太、宮里優作、小平智、今平周吾