2017年 マスターズ

ガルシアがメジャー74戦目で初制覇!プレーオフでローズ下す 松山は11位

2017/04/10 08:37
メジャー74戦目で初制覇してグリーンジャケットに袖を通したセルヒオ・ガルシア

◇メジャー第1戦◇マスターズ 最終日(9日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7435ヤード(パー72)

メジャー挑戦は74試合目。セルヒオ・ガルシア(スペイン)は、今大会73ホール目でついに初の栄光をつかみとった。ジャスティン・ローズ(イングランド)とのプレーオフ1ホール目、ボギーとしたローズに対し、ガルシアはバーディフィニッシュ。グリーン上で雄叫びを上げて歓喜した。

首位から出た2人の勝負は一進一退を繰り返した。サンデーバックナインで一時は2打差をつけられたガルシアだったが、14番バーディ、15番(パー5)は2打目をピンに当てるスーパーショットでイーグルとして再び首位に並んだ。16番、17番と1ホール毎に順位は変わり、最終18番はともにチャンスを逃してパーフィニッシュ。勝負はプレーオフへと持ち込まれた。

ガルシアは初のメジャータイトル。スペイン人としては、セベ・バレステロスホセ・マリア・オラサバルに続く3人目のグリーンジャケットホルダーとなった。くしくも、この日は2011年に亡くなったバレステロスの60回目の誕生日だった。

通算6アンダーの3位にはシャール・シュワルツェル(南アフリカ)。通算5アンダーの4位には、この日16番で大会初のホールインワンを決めたマット・クーチャーと、大会初出場のトーマス・ピータース(ベルギー)が入った。

キャリアグランドスラムを目指したロリー・マキロイ(北アイルランド)は、通算3アンダーの7位。最終組の1組前から出たジョーダン・スピースは、12番(パー3)で2年続けてレイズクリークに入れるなど「75」と崩れて、通算1アンダー11位となった。

松山英樹は最終日に7バーディ、2ボギーの5アンダー「67」で回って通算1アンダー。最終日に巻き返して11位とし、翌年の「マスターズ」出場権を確保できる上位12位以内で4日間の戦いを終えた。

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