ケビン・ナが単独首位をキープ 石川遼は30位
◇米国男子◇クラウンプラザインビテーショナル 3日目◇コロニアルCC(テキサス州)◇7204ヤード(パー70)
雨雲の下で行われたムービングデーに上位の動きは停滞した。単独首位から出たケビン・ナが3バーディ、2ボギーの「70」と静かなゴルフながら、通算11アンダーとして、その座をキープ。2011年以来となるツアー通算2勝目に王手をかけた。
後半15番にボギーを叩き、イアン・ポールター(イングランド)に並ばれたが、17番で4mのバーディパットを沈めたナ。3年半の間、勝利から遠ざかっているが、昨季はフェデックスカップポイントランキングで24位、今年もトップ10入りが5回あり、ランク25位につけている。「息詰まる瞬間が来ても、自分のストロークを信じてしっかりと待ちたい」と静かに意気込んだ。
ポールターは前日と変わらず2位でラウンドを終えたが、その差を1ストロークに縮めた。さらに1打差の3位にはこの日「66」で回ったチャーリー・ホフマンがつけた。
トップから3打差の通算8アンダー4位タイにクリス・カークと今季2勝目を狙うブラント・スネデカー。7アンダー6位タイにはジョージ・マクニールら4人が並んだ。大会連覇を狙うアダム・スコット(オーストラリア)は初日86位と出遅れたが、2日連続で「66」をマークし、ジョーダン・スピースらと並んで通算6アンダーの10位タイから逆転を狙う。
初日に米ツアーで自身初となる首位タイでスタートしながら、2日目に25位タイに後退した石川遼は2バーディ、1ボギーの「69」。通算3アンダーにスコアを伸ばしたが、順位を30位タイに下げた。
この日は午後からの悪天候を警戒して午前7時から1組3人、アウトとインの両方からスタートする3サム2ウェイで試合が進行。24日(日)の最終日も同様のスケジュールで行われる。