石川遼が8位タイに急浮上! 首位は熾烈な初V争い
◇米国男子◇プエルトリコオープン 3日目◇トランプインターナショナルGC(プエルトリコ)◇7569ヤード(パー72)
上位が目まぐるしく変動したムービングデーを終え、通算18アンダーで首位に並んだのはファビアン・ゴメス(アルゼンチン)とスコット・ブラウン。後続とは4打差、ともにツアー初勝利をかけての一騎打ちに臨む。
31位タイで決勝ラウンドに進んだ石川遼も、ムービングデーを牽引する一人となった。前半8番パー3で米ツアーでは自身初、日本を含めたツアー競技では3回目となるホールインワンを記録するなど「66」をマーク。通算12アンダーは首位に6打差、8位タイに急浮上して最終日を迎える。
<初優勝を目指す2人が4打差リード>
大会3日目を終えて通算18アンダーで首位に並んだのは、この日7つスコアを伸ばしたアルゼンチンのファビアン・ゴメス(アルゼンチン)とスコット・ブラウンの2人。
ゴメスは2011年にツアーメンバーだったが、昨年シードを落とし、年末のQスクールで再び今年の出場権を掴んだ34歳。過去のPGAツアーベストフィニッシュは、2011年の今大会の7位で、ツアーにおいては首位に立つことも初めてだ。「コースだけで無く、言葉(プエルトリコはスペイン語圏)も味方になっているね」とゴメス。「明日は初めての経験だから、少し難しいと思うけど、できるだけリラックスしてベストなプレーを心掛けるよ」。
一方のブラウンは、昨年ルーキーシーズンを迎え、賞金ランキング148位の29歳。同じく、ツアーでの優勝はもちろん、過去首位に立ったこともない。「もし勝てれば、両ツアーを行ったり来たりする必要がなくなるし、大きいね」と話すが、目の前には未知の世界が広がっている。「これまでと同じことをして、明日どうなるかだね」。
2010年、2011年と2年続けて4打差を逆転しての優勝が続いたが、昨年その流れは止まっている。4打差リードで迎える2人にとっては、朗報だろう。