ショットメーカー有利の難コース 石川遼は昨年のリベンジなるか

米国男子ツアー「クラウンプラザインビテーショナル」は23日（木）から4日間、テキサス州のコロニアルCCで行われる。今年で65度目の開催を迎える歴史あるトーナメントは、各ホールで多種多様のショットを求められる難関コースが舞台となる。

ザック・ジョンソンが優勝した昨年大会では珍しいシーンで幕が閉じた。ジェイソン・ダフナーとの一騎打ちとなった最終日。ジョンソンは好プレーを続け、ダフナーに3打差をつけて最終18番を迎えていた。そして1.5メートルのパーパットを沈め、楽々勝利…と思った矢先、ジョンソンが直前にボールマークを戻さずにプレーしていたことが発覚。「誤所からのプレー」となり、2ペナルティがついて1打差で逃げ切るという、背筋の凍りそうな結末だった。

今年もその激闘を演じた2人のほか、トッププレーヤーも参戦。今季2勝目を狙うマット・クーチャーのほか、ルイ・ウーストハイゼン、チャール・シュワルツェルといったメジャータイトルを持つ南アフリカ勢が強さを発揮しそうだ。

前週の「HPバイロンネルソン選手権」で米ツアー初勝利をマークしたベ・サンムン（韓国）は、今週も引き続きエントリー。同大会で今季初のトップ10フィニッシュを果たした石川遼は、昨年大会では1打及ばず予選落ちに終わっているが、奮起に期待したい。

【主な出場予定選手】
Z.ジョンソン、ベ・サンムン、J.ダフナー、R.ファウラー、石川遼、M.クーチャー、ドンファン、H.メイハン、L.ウーストハイゼン、C.シュワルツェル、Y.E.ヤンほか