Z.ジョンソンが単独首位発進 T.ウッズ9位、松山英樹が21位タイ

◇海外メジャー◇全英オープン 初日◇ミュアフィールド（スコットランド）◇7192ヤード（パー71）

2013年の海外メジャー第3戦が開幕。温暖で、風も穏やかな午前中のコンディションを活かし、ザック・ジョンソンが「66」をマークして5アンダーの単独首位で滑り出した。1打差の2位にラファエル・カブレラベロー（スペイン）、マーク・オメーラ。さらに1打差、3アンダー4位タイにミゲル・アンヘル・ヒメネス（スペイン）、ブラント・スネデカー、ダスティン・ジョンソンら5人が並んでいる。

メジャー通算15勝目を狙うタイガー・ウッズはパットが冴えわたり、フィル・ミケルソン、アンヘル・カブレラ（アルゼンチン）らと並び2アンダーの9位タイにつけた。

そして大会初出場の松山英樹が5バーディ、5ボギー「71」と出入りの激しい展開を制してイーブンパーの21位タイと上々の滑り出し。片山晋呉が2オーバーの47位タイで初日を終えた。

しかしその他の日本勢は苦しい展開。久保谷健一が5オーバーの92位タイ、藤田寛之、谷口徹、丸山大輔は7オーバーの119位タイ。小平智は9オーバーの143位タイ、井上信は12オーバー、152位と大きく出遅れている。

＜ザック・ジョンソン、海を渡っても好調維持＞

先週はPGAツアーの「ジョンディアクラシック」に出場し、3人のプレーオフに残ったが、19歳の新鋭、ジョーダン・スピースの前に惜敗したザック・ジョンソン。だが数日後、海を渡ったイギリスでも、その勢いは萎えてはいない。「ゴルフは、回復力が必要なゲームだと思う。毎ラウンド、毎ホール、1日1日。それに、毎週。それは経験によって培われていくものだ」。

この日は3番でバーディを奪うと、5番イーグル、6番、7番連続バーディと、前半だけで5アンダー。後半は1バーディ1ボギーとスコアを伸ばせなかったが、2位に1打差をつけて単独首位で初日を終えた。

昨年のロイヤルリザム＆セントアンズでは自身初のトップ10（9位タイ）入りを果たしたジョンソンは、「今日はパットが素晴らしかった。良いバーディパットや、イーグルパットも決めることができた。でも、難しいパーパットを決めたことで、今この位置に居られていると思う」。07年のマスターズチャンピオンが、まずは一歩抜け出した。