タイガーが今季5勝目&大会8勝目! 松山は21位タイ
◇世界ゴルフ選手権◇WGCブリヂストンインビテーショナル 最終日◇ファイヤーストーンCC(オハイオ州)◇7,400ヤード(パー70)
7打差独走の単独首位で出たタイガー・ウッズが「70」で回り、通算15アンダーで今季5勝目、今大会8度目の優勝を果たした。狭いフェアウェイと高速グリーンに後続選手が苦しむ中、ウッズは圧倒的なストローク差を生かして1バーディ、1ボギーの安定飛行。相性もいいコースで、まったく危なげのない逃げ切り劇により通算勝利数を79とし、歴代最多、サム・スニードにあと3勝に迫った。
17位からスタートした松山英樹は、終盤の16番で2打目を池に落とすなど3バーディ、4ボギーで通算1オーバー。それでも今シーズンの米ツアー獲得賞金(前週まで50万1907ドル=130位相当)を、賞金シードラインの125位相当以上へと積み上げる21位タイで4日間を終えた。
2位は通算8アンダーで、キーガン・ブラッドリーとヘンリック・ステンソン(スウェーデン)の2人。通算6アンダーの4位タイにミゲル・アンヘル・ヒメネス(スぺイン)、ザック・ジョンソン、ジェイソン・ダフナーが続いた。
小平智は通算13オーバーの65位タイ、谷口徹は通算20オーバーの71位で4日間を終えている。
<T.ウッズ 余裕の逃げ切りで通算79勝目>
追いすがろうとする選手など誰もいない。2日目を終えた時点で7打差のリードを奪ったウッズは、最終日も盤石の態勢で逃げ切った。フロントナインをすべてパーでまとめ、後半1バーディ、1ボギー。静かなラウンドを振り返りながら「コンディションとしては簡単ではなかったけれど、全体的に無駄のないプレーができた。冷静にやれたし、チャンスの時にはアグレッシブにも行けた」と、うなずいた。
トーレパインズ(ファーマーズインシュランスオープン、全米オープン)、ベイヒルクラブ(アーノルド・パーマーインビテーショナル)に続き、同一コースで通算8勝目。「それぞれ特徴が違うコースだけれど、僕にとってはショットのときにラインが見えやすいんだ。ドラールやオーガスタ、セントアンドリュースにも言えることなんだけど」。また、年間5勝以上を挙げたのは、これで10シーズン目。「毎年、コンスタントに勝てていることを誇りに思う」と胸を張った。