6打差をひっくり返す逆転劇で、プレーオフ初戦を制したA.スコット（ Darren Carroll /Getty Images）

◇米国男子◇ザ・バークレイズ 最終日◇ベスページステートパーク（ニューヨーク州）◇7,400ヤード（パー71）

年間王者を決めるフェデックスカッププレーオフシリーズの初戦「ザ・バークレイズ」は、華麗なる大逆転劇となった。通算6アンダーの13位から出たアダム・スコット（オーストラリア）は、5バーディ、ノーボギーの「66」をマークして通算11アンダーまで伸ばし、スタート時点での首位との6打差をひっくりかえして優勝した。4月の「マスターズ」以来となる今季2勝目。

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前日までの上位陣は、初日からの晴天で硬さを増したグリーンコンディションなどに手を焼いてスコアが伸び悩んだ。1打差の通算10アンダー2位には、4打差4位から逆転Vを狙ったタイガー・ウッズ、前日首位で「73」とスコアを落としたゲーリー・ウッドランド、「全米オープン」覇者のジャスティン・ローズ（イングランド）、グラハム・デュレット（カナダ）の4人。さらに1打差で「全英オープン」覇者のフィル・ミケルソン、ジム・フューリックら3人が6位タイ。2日目から首位を走ったマット・クーチャーは「78」と大きく崩れ、19位に沈んだ。

この結果、年間王者を争うフェデックスポイントは、タイガーが首位をキープ。スコットが11位から2位にジャンプアップし、4位のミケルソンが3位に上げ、ローズも7位から5位にあげた。次週の「ドイツバンク選手権」は今大会終了時点でポイント100位以内の選手により争われる。