2003年 EDSバイロンネルソン選手権

田中秀道が優勝を狙える位置に浮上!

2003/05/18 09:00

テキサス州アービングで行われている米国男子ツアー『EDSバイロンネルソン選手権』は決勝ラウンドに入った。今週は予選2ラウンドをTPCフォーシーズンズとコットンウッドバレーGCの2コースで行ってきたが、決勝ラウンドの舞台はTPCフォーシーズンズとなる。

10アンダー単独首位からスタートしたフィジーのビジェイ・シンは、2バーディ、1ボギーでラウンドしスコアを1つだけ伸ばした。この日は上位陣でスコアを伸ばした選手が少なく、シンは2位に1打差で首位をキープすることができた。今シーズンのシンは1月のフェニックスオープンで優勝し、すでにトップ10入りが5回。先週のワコビア選手権でも2位になりゴルフの調子は良い。1打差の10アンダーには45歳のジェフ・スルーマンが再び順位を上げてきた。

初日63をマークし飛び出し、その後も上位をキープする粘りのゴルフは健在。今シーズン13試合に出場しているが、予選落ちが2回しかないのも好調の証だ。昨年のミルウォーキーオープン以来の優勝を狙う。

この日は下位の選手がスコアを伸ばした。いわゆるムービングデーにふさわしい展開となっている。最も伸ばしたのは、先週2年ぶりに優勝したデビッド・トムズ。予選ラウンドを2アンダーで、決勝ラウンドに入るといきなり5ストローク伸ばし7アンダー7位グループに浮上した。首位のシンとは4ストローク、逆転も可能だ。

その逆転も狙える7アンダーには、日本の田中秀道も並んでいる。初日4アンダーの好スタートをきった田中は、2日目に1つ伸ばし16位をキープ。そして、3日目に2つ伸ばして7位まで浮上してきた。今シーズンは13試合中10試合で予選を突破しているが、18位が最高。シーズン初のトップ10入り、そして、丸山茂樹に続く”日本人の連続優勝”という幕切れが最高なのだが。

田中と同じく初日4アンダースタートの貞方章男だが、2日目に貯金をはたき1アンダーに後退。そしてこの日4オーバーという内容で3オーバー68位まで後退してしまった。

2003年 EDSバイロンネルソン選手権