2011年 アーノルド・パーマーインビテーショナル

タイガーは29位タイに後退、 M.レアードが首位で最終日へ!

2011/03/27 06:49
タイガー・ウッズは9番のティショットを左に曲げ、クラブを落として悔しがる

フロリダ州ベイヒルGC&ロッジで開催されている、米国男子ツアー第13戦「アーノルド・パーマーインビテーショナル」の3日目。単独首位からスタートしたマーティン・レアード(スコットランド)が通算11アンダーに伸ばし、その座をキープ。後続に2打差をつけ、2年ぶりの勝利に王手をかけている。

通算9アンダーの単独2位にスペンサー・レビン。通算7アンダーの3位タイに、バッバ・ワトソンとスティーブ・マリノが続いている。10位タイからスタートしたタイガー・ウッズは、1イーグル、2バーディ、4ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しい内容となり、通算1アンダーの29位タイに後退した。

単独首位をキープしたレアード

安定したプレーで首位をキープしたマーティン・レアード。逃げ切れるか?

レアードは2オンに成功した4番(パー5)から3連続バーディ。2日目よりも強い風が吹く中、4つのパー5ですべてバーディを奪い着実にスコアを伸ばした。「(ティショットで)悪いスイングが出てしまった」という17番でも微妙なラインの2メートルのパーパットを沈め、静かにガッツポーズ。三つ巴のプレーオフを制して優勝した2009年の「ジャスティン・ティンバーレイク・シュライナーズホスピタル for チルドレン」以来となる、米国PGAツアー2勝目は目の前。「コースはメジャーのように難しい。この大会は特別だ。パーマーの大会なんだから」と気合を入れた。

タイガーは失速、今季2勝目を狙うワトソンが逆転優勝圏内に

バッバ・ワトソンは4つ伸ばして3位タイに浮上。逆転での今季2勝目を目指す

逆転での復活優勝を狙ったウッズだったが、要所でスコアを落とした。前半は6番(パー5)でイーグルを奪うなど、追撃態勢を整えたが、後半は13番で第2打を池に落として痛恨のダブルボギー。「スイングも良かったし、いいショットもあったんだ。ただ今日は、かみ合わなかった」と元気が無かった。一方、優勝争いに浮上したのはバッバ・ワトソン。ウッズの今季初戦「ファーマーズ・インシュランスオープン」を制した飛ばし屋は「68」をマークして3位タイに。「ここまでやってきたショットを続けて、アンダーパーを続けたい」と平常心で最終日のティグラウンドに立つ。

18番にあるスコアボードはすべてボランティアの手で表示されている
スペンサー・レビンは15番、16番で連続ボギーを喫したが、単独2位をキープ。キャディはマイク・ヒックス。ペイン・スチュワートのバッグも担いだベテラン
タイガー・ウッズは安定しないプレーが続くが、復調の兆しも確実に現れ始めた
ホンモノは? 18番横の池にはたくさんの鳥がいますが、さて、ホンモノはどれ?
ラウドマウス・ゴルフ。コースの一角ににぎやかな一団が。ジョン・デーリーなどが着ていることでも有名
ロッコ・ミディエイトはなぜか学生が使うようなスタンドバッグを愛用

2011年 アーノルド・パーマーインビテーショナル