2010年 全米オープン

G.マクドウェルが粘ってメジャー初制覇!!

2010/06/21 10:29
1打差で後続を振り切り、メジャー初タイトルを手にしたG.マクドウェル

米国カリフォルニア州のペブルビーチGLで開催されている、第110回「全米オープン」の最終日。6アンダー単独首位でスタートしたダスティン・ジョンソンが、序盤の2番がグリーン回りで苦戦しトリプルボギー。さらに3番でロストボールとなってダブルボギー。さらに4番もボギーと、優勝争いから脱落してしまった。

代わって優勝争いの主役に立ったのは、3アンダー単独2位からスタートしたグレーム・マクドウェル(北アイルランド)。そして、1アンダー3位スタートのタイガー・ウッズアーニー・エルス(南アフリカ)、フィル・ミケルソンといった世界ランキングでも上位の顔ぶれが揃った。

しかし、難しいコースセッティングに加え、強風が選手たちを苦しめ、タイガーもスコアを伸ばせず苦戦。結果的には、この日3オーバーながら通算イーブンパーでラウンドしたマクドウェルが、1打差でメジャー初制覇を果たした。

1打差の1オーバー単独2位はグレゴリー・アブレ。通算2オーバーの単独3位はエルス、通算3オーバーの4位タイにタイガーとミケルソンが並んだ。タイガーは3日目の終盤に3連続バーディを奪い、逆転優勝のチャンスもあったが、またしてもメジャーでの逆転優勝は叶わなかった。

通算3オーバー7位タイからスタートした石川遼は、序盤からスコアを崩し、1バーディ、6ボギー、2ダブルボギーで通算12オーバーの33位タイ。その他の日本勢では、藤田寛之池田勇太が通算15オーバーの58位タイ、谷口徹は通算16オーバーの63位タイで4日間の戦いを終えている。

年間グランドスラムを目指していたミケルソンと、全米オープン2勝のエルス。もっともギャラリーが多い組だった
最終組が去ったあとのスタンドはガラガラ。でも、別のお客さんが座って、何かをずっと見つめていた
粘り、耐え抜き、イーブンパーの優勝をもぎ取った。
優勝まであと一歩のところまで迫った伏兵の名前は、1日で世界に広まった
ほんの数年前まで、ジュニアのヒーローはガルシアがったが、今ではもうベテラン選手の風格がある
1日前とは打って変わってうなだれる姿が多かった
キャディを務めたのは息子のマイケル。キャディは父の日に最高のプレゼントだ
空に投げて遊んでいるのはありません。スタンド最上段にいるファンにボールを投げているのです
長いパーパットを沈めて拍手をもらい、やっと笑顔をみせた
最終ホールのティショットはドライバーで振り切った。4日間のラウンドで得たものは大きい
日本人で最下位(63位タイ)となってしまったが、日本の試合で暴れる予定!?
早朝、コースに来ていた美人姉妹。父の日に、父親からチケットをもらって会場に来たとか
「ISHIKAWA!」「RYO!」・・・大きな掛け声が飛ぶ中スタートを切った石川遼
4日間の戦いを終え、健闘を称えあった谷口徹とレティーフ・グーセン
本人的には不本意な結果に終わったが、初出場で予選突破は立派
最終18番グリーンで待ち受けていたギャラリーの大声援に応える石川遼
ボールは傾斜を転がりどこまでも・・・こうなったら見つめるしかない
18番のフェアウェイ、カモメが多すぎ!
7番パー3、バーディパットはカップをかすめ、思わずうなだれる石川遼
今回、横尾要のキャディを務めた佐藤賢和さんが観戦。「裏中継&解説Liveなう」では電話出演していただき有難うございました!

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