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進藤大典 PGAツアー・ヤーデージブック読解

【進藤キャディ解説】フェードボールが“栄光への架け橋” カスミの難関18番で金メダルをつかめ

2021/07/28 09:05


29日(木)に男子から開幕を迎える5年ぶりのオリンピックゴルフ競技。埼玉県の霞ヶ関CCを舞台に世界中から集まった選手たちが栄光のメダルをかけて熱い戦いを繰り広げます。1番を中心にアウトコースをチェックした前回に続き、勝負の行方を左右するインコースを見ていきましょう。

13番(男子398yd、女子381yd)、15番(男子403yd、女子350yd)は短いミドルホールですから、積極的にバーディを狙っていきたいところ。17番(男子343yd、女子311yd)もパワーのある男子選手ならワンオンが期待できます。

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バックナインで唯一のロングホールとなる14番(男子625yd、女子544yd)ですが、ここで2オンするのは至難の業。フェアウェイが狭く、ティショットで1Wを握るメリットが少ないため、刻みを選択する選手も多くなりそうです。

さらに難しいのが12番です。男子499yd、女子433ydと距離のあるパー4。ティイングエリアに立つと、左サイドからせり出す木が邪魔になってフェードボールが打ちにくい。トンネルを抜けていくような打ち出しの狭さは、オーガスタナショナルGCの18番を想起させます。

グリーンの横幅がかなり小さく、パーオンするのも容易ではありません。左ピンは要注意。左のバンカーを避けようとすれば、あっさりとグリーン右に外してしまうことになります。

霞ヶ関CC 18番パー4 (500yd)

ピックアップするのは最終18番(男子500yd、女子436yd)。12番とともに特にタフなホールといえるでしょう。

打ち下ろしとなるティショットは、300yd地点から右にドッグレッグ。飛ばし屋であっても、右サイドは林が邪魔になってショートカットを狙うことはできません。男子も女子も、コースなりのフェードボールでフェアウェイを捉えていきたいところです。

右のバンカーは深く、左のラフが18ホールの中でもひときわ深いセッティングになっているのがポイントです。バンカー、池越えとなるセカンドを左下がりのライから打たされることになるため、ボールをしっかり止める技術が要求されます。

グリーンは左から右に流れる全体傾斜。手前のバンカーを越えてすぐのピン位置が最も難しいですが、どこにピンが切られようと、バーディチャンスにつけるには相当な技術と勇気が必要なグリーンです。

各競技でメダルラッシュの“チームJAPAN”。ゴルフも良い流れに続き、この18番で日本勢が金メダルを掲げることを願ってやみません。人生をかけて戦う選手たちをテレビの前で応援しましょう!(解説・進藤大典)

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進藤大典(しんどう・だいすけ)
1980年、京都府生まれ。高知・明徳義塾を卒業後、東北福祉大ゴルフ部時代に同級生の宮里優作のキャディを務めたことから、ツアーの世界に飛び込む。谷原秀人、片山晋呉ら男子プロと長くコンビを組んだ。2012年秋から18年まで松山英樹と専属契約を結び、PGAツアー5勝をアシストした。

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