ツアー新記録26バーディ優勝の14本 安田祐香が磨いた距離感と信頼
◇国内女子◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 最終日(16日)◇軽井沢72G北コース(長野)◇6590yd(パー72)◇曇り時々晴れ(観衆2930人)
NEC所属の安田祐香が初日から首位を守り、完全優勝でツアー3勝目を挙げた。所属先の先輩プロ・原江里菜が持つ日本人の54ホール競技・最多アンダーパー優勝記録を2打更新する通算23アンダー。3日間で奪ったバーディ数は26個で、アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が持つ54ホール競技の最多バーディ優勝記録も2つ上回った。
伸ばし合いの軽井沢で、安田が勝因のひとつに挙げたのがアイアンショットだった。芝葉が柔らかく、フェアウェイでもボールがやや沈む洋芝への対応が求められる中、「自信を持って振っていけたのが、一番スコアにつながった」と振り返る。
パター以外、契約する住友ゴム工業(ダンロップ)のラインアップで、6I~PWは昨年に続きスリクソン「ZXi5」。ウェッジは「RTZ」で、2024年から指導を受ける大西翔太コーチと弾道測定器を使いながら1yd単位で距離を合わせる練習を重ねている。今季のパーオン率は70.6468%(全体9位)と年々向上。大西コーチも安田のショット精度について「感性が高く、距離感が天才的」と高く評価する。
最終日は序盤に2つ落とし、一時は後続との差を3打まで詰められた。それでも8番(パー3)、残り145ydから8Iで5mにつけ、この日最初のバーディ。勢いそのまま4連続で伸ばし、再び主導権を引き寄せた。終盤16番(パー5)でも、残り110ydをPWで1mにつけ26個目のバーディを奪った。
グリーン上を支えたのは、2024年「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で初優勝したときから使い続ける「オデッセイトリプル・トラック TEN」だ。最近は大西コーチと狙ったところに打ち出しができるよう、順回転率を高めてボールの転がりを良くするための練習にも取り組んできた。「初日からきょうまで、長いパットも何個か入りました」。3日間の平均パット数は25.67で全体1位だった。
「3日間でこんなにバーディを取れる試合があんまりなかった。思った以上にパターも入ってくれたし、ショットも今週よかったのでそれがスコアに繋がった。まだまだできると思う」。練習で磨いた距離感と長く使い慣れた道具でシーズン複数回優勝を目指す。
<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:スリクソン ZXi ドライバー(10.5度)
シャフト:藤倉コンポジット SPEEDER NX GOLD(重さ50g台、硬さS)
グリップ:STM
フェアウェイウッド:スリクソン ZX Mk II フェアウェイウッド(3番15度、5番18度)
シャフト:Miyazaki CODEX(重さ50g台、硬さS)
ユーティリティ:スリクソン ZX Mk II ハイブリッド(4番22度、5番25度)
シャフト:UST マミヤ ATTAS MB HY(重さ75g、硬さR)
アイアン:スリクソン ZXi5 アイアン(6番~PW)
シャフト:NSプロ 850GH(硬さS)
ウェッジ:クリーブランド RTZ ウェッジ(48度、52度、58度)
シャフト:48度=NSプロ 850GH(硬さS)/52度、58度=NSプロ 950GH(硬さS)
パター:オデッセイ トリプル・トラック TEN プロトタイプ