キャリア初のクラブ契約フリーで復活V 永井花奈の“最高初速”1Wと「一生使う」ヤマハUT
◇国内女子◇ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 最終日(12日)◇真駒内カントリークラブ 空沼コース (北海道)◇6700yd(パー72)◇雨(観衆2254人)
永井花奈が2017年「樋口久子 三菱電機レディス」以来となるツアー2勝目を遂げた。3日目に自己ベストに並ぶ「63」でトーナメントコースレコードを更新して抜け出すと、最終日はひとつスコアを落とした前半で一時は首位を譲りながら後半2度の2連続バーディで通算19アンダー。前週にはツアー最多となる7人プレーオフの末に惜敗するなど、今季3度の2位も糧にして歓喜の涙を流した。
キャリア初のクラブ契約フリーで戦うシーズンは、開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で1打差2位フィニッシュといきなり結果を出した。「(フリーになって)選択肢が増えて迷うこともあると思うんですけど、最初の試合からハマってくれたのはすごく大きかった」と振り返る。
テーラーメイド Qi4D LSとUSTマミヤ ATTAS RX PURE BLUEを組み合わせた1Wの選定基準はシンプルで、「初速が一番出るもの」をバッグに入れた。「自分が得意じゃない、飛ばすところはクラブに頼って。ほかにもっと曲がらないクラブもあったんですけど、フェアウェイをキープするところは自分の腕、技量でカバーできるように頑張ろうって」。実際ドライビングディスタンスは今季237.39yd(部門別63位)と自己最高の数字を記録しつつ、フェアウェイキープ率71.6931%(同18位)も好調だった過去のシーズンと比べて遜色ない。
勝負を決定づけた14番(パー3)からの2連続バーディは、いずれもUTでのチャンスメークだった。昨季まで契約し、ことしに入ってゴルフ用品事業からの撤退を発表したヤマハ製のRMX DD。「そこはもう替えられないですね。たぶん一生使うと思います」と笑い、深い愛着と信頼を示す。
ちなみに48度と54度をテーラーメイドMG5、58度のみタイトリスト ボーケイSM10のウェッジ構成について、「これはちょっと言っていいのかな…」と照れくさそうに明かした。「ネリー・コルダさんが3本ウェッジで、上2本だけテーラーが入ってるんです。ちょっとマネて見ようと思って…」。もちろん、ただの“ミーハー”なはずもない。前週のバンカーショットにおけるフィードバック、北海道の洋芝対策を踏まえて58度のウェッジはバウンス角を2度増やし、ネックもストレート気味に挿したものを今週に合わせて投入。随所にプロフェッショナルなこだわりをのぞかせ、久々のタイトルを引き寄せた。
<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:テーラーメイド Qi4D LS(9度)
シャフト:USTマミヤ ATTAS RX PURE BLUE (重さ50g台、硬さR)
グリップ:エリートグリップ
フェアウェイウッド:キャロウェイELYTE(3番15度、5番18度)
シャフト:UST マミヤLIN-Q BLUE EX(50g台、R)
ユーティリティ:ヤマハRMX DD(4番19度、5番22度)
シャフト:三菱ケミカル テンセイPro 1K 70-HY(R)
アイアン:テーラーメイドP8CB(6~PW)
シャフト:日本シャフト NSプロ 850GH(R)
ウェッジ:テーラーメイドMG5(48、54度)、タイトリスト ボーケイSM10(58度)
シャフト:日本シャフト NSプロ 850GH(48、54度/R)、NSプロ プロトタイプ(58度/R)
パター:テーラーメイド スパイダー ツアー V TORCHED