長いパー3対策の“飛び系”5番アイアン 岩井明愛はパーオン率100%
◇国内女子◇住友生命Vitalityレディス東海クラシック 最終日(15日)◇新南愛知CC美浜C(愛知)◇6560yd(パー72)◇曇り(観衆6514人)
岩井明愛がツアー通算6勝目、今季3勝目を挙げた。最終日最終組でトップの山下美夢有と4打差3位から出て、この日のベストスコア「64」をマークし、通算16アンダーで2年連続年間女王を1打差で制した。
岩井はバッグに15、6本のクラブを入れてツアーを転戦しており、開催コースの状況に応じて、14本に絞り込む。今回はヨネックス EZONE GT 5番ウッドを抜き、ヨネックスの飛び系アイアン・EZONE GTの5番を投入した。
最終日は「朝の練習で決めました」と言い、結局3日間とも同じだったクラブセッティング。「今週のコースはパー3が長い。そこを大事にしたくて、困らないようにしました」。5Wの距離は215ydで、飛び系の5Iは200ydと15ydものギャップがある。「本当は5Wも入れたかったんですけど、3Wで抑えて打てばいいかと思って」。唯一のフェアウェイウッドを操ることでカバーしたのは、天性のショットのセンスの表れなのだろう。
飛び系5Iの最終日の見せ場は実測211ydだった6番、同191ydだった16番の2つのパー3と、330ydと短いパー4の17番のティショット。6、16番はともに1オン2パットで、安定したプレーの土台となったパーオン率100%(18/18)に貢献。終盤17番では堅実なフェアウェイキープから、PWで4mにつけて“決勝バーディ”を呼び込んだ。
<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:ヨネックス EZONE GT Type-Sターコイズブルー(9度)
シャフト:ヨネックス REXIS KAIZA-M(長さ45.5インチ、重さ50g台、硬さS)
グリップ:パルマックス
フェアウェイウッド:EZONE GT(3番14.5度)<2024年モデル>
シャフト:REXIS KAIZA-M(重さ60g台、硬さS)
アイアン:EZONE GT(5、6番)
シャフト:REXIS KAIZA-i(重さ80g台、硬さS)
アイアン:EZONE CB511 Forged(5番~PW)
シャフト:NSプロ 950GH neo(硬さS)
ウェッジ:EZONE W501(50、54、58度)
シャフト:NSプロ 950GH neo(硬さS)
パター:テーラーメイド スパイダーツアーX