ボールは特注プロトタイプ 河本結のこだわり強めな優勝セッティング
◇国内女子◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 最終日(11日)◇軽井沢72G北コース(長野)◇6685yd(パー72)◇晴れ(観衆4000人)
5年ぶりにツアー2勝目を挙げた河本結のクラブセッティングは、ドライバーからボールまで契約を結ぶキャロウェイの製品で統一されている。2019年「アクサレディス」で初優勝を挙げた当時のクラブも1本入る、ギアのこだわりについて語った。
1Wは今年発売の「パラダイム Aiスモーク ◆◆◆MAX」を投入する中で、変わらず使用を続けているのは3UT。2015年モデルの「XR」で、「使う回数が少ないからあんまり劣化しなくて」入れ続けているという。パー5のセカンドショットを刻むシーンで、200yd程度を打ちたい時に握ることが多い。
セッティングを組むうえで大事にしているのはクラブのバランス。重量を加える時にヘッド内部に重りを入れる方法があるが、「重さを変えたいときは、絶対に外(見えるところ)に鉛を貼る」と強調する。「クラブ内で調整しようとすると、バランスポイントが変わっちゃうのがイヤ。同じ200gの鉛でも、ボールの回転が変わる感覚がある」と解説した。
ボールは河本専用のプロトタイプで、「40ydのアプローチショットで一番スピンが入るように」設計された。「ピンが手前で30、40ydの微妙なアプローチの時、ふわっと浮かせた球で一番止まったのがそのボールだった」というこだわりの特注品だ。
同社の用具担当者によると、「CHROME TOUR ボール」と「CHROME TOUR X ボール」の間にあたるような性能。2位だった前週の「北海道meijiカップ」最終日でも多くのバーディが獲れたのは「そのボールのおかげ」と感謝した。
<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:キャロウェイ パラダイム Aiスモーク ◆◆◆(トリプルダイヤモンド)MAX(9度)
シャフト:藤倉コンポジット SPEEDER NX GREEN(45.5インチ、50g台、SR)
グリップ:パルマックス
フェアウェイウッド:キャロウェイ パラダイム Ai スモーク MAX(3番16.5度)
シャフト:藤倉コンポジット SPEEDER NX GREEN(50g台、S)
ユーティリティ:キャロウェイ XR(3番19度)、キャロウェイ パラダイム Ai スモーク HL(5番24度)
シャフト:藤倉コンポジット MCH
アイアン:キャロウェイ APEX PRO<21年モデル>(5番、6番)、キャロウェイ APEX TCB(7番~PW)
シャフト:日本シャフト NSプロ 850GH neo
ウェッジ:キャロウェイJAWS FORGED(48、52、58度)
シャフト:48度、52度/日本シャフト NSプロ 950GH neo、58度/日本シャフト NSプロ プロトタイプ
パター:オデッセイ WHITE HOT OG ROSSIE S
ボール:キャロウェイ クロムツアー プロトタイプ