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軽量シャフトに9年物アイアン 天本ハルカの「こだわりが強い」クラブ選び

◇国内女子◇パナソニックオープンレディース 最終日(28日)◇浜野GC(千葉)◇6669yd(パー72)◇晴れ(観衆3543人)

天本ハルカが首位タイで出た最終日に5連続を含む7バーディ、1ボギーの「66」でプレーし、2位に2打差をつけてツアー初優勝を挙げた。1998年度生まれの“黄金世代”では、今年3月「アクサレディス」の臼井麗香以来、15人目の優勝者となった。

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現在のクラブ契約はフリー。クラブの選び方については「アイアンは古いのを使っているし、あまりクラブを替える方ではない。顔だったり打感だったり、こだわりが強いので契約フリーを貫いています」という。

ドライバーはキャロウェイ「パラダイム ◆◆◆」を使用する。ヘッドスピードは平均42m/sと標準値だが、シャフトは40g台の軽量モデルを挿している。その理由について「普段見ていただいている鴻江寿治トレーナーからのアドバイスで身体に負担のかからないスイングとクラブ作りに取り組んでいて、長く現役生活を送るため、けがをしづらい優しいセッティングになりました」。将来を見据えたクラブをチョイスしている。

自身でストロングポイントに挙げるのはアイアンショット。アイアンは2016年モデルのブリヂストン「ツアーB X-CB」を使う。「特にショートアイアンで150yd以内のピンを刺していくショットが得意」と話すように、今季のパーオン率は77.17%で竹田麗央に次ぐツアー2位。師匠・伊澤利光譲りの正確なショットを武器とする。

今大会の開幕前に替えたというオデッセイの最新パター「Ai-ONE ROSSIE CH」にも好印象を抱いている。「パッティングが思うようにいっていなかったので、ちょっと気分転換で替えてみた。すごくイメージが出やすくて、とても助けられました」。大会3日間を通じた1ラウンド当たりの平均パット数は27で全体4位だった。

軽量シャフト、9年物アイアン、最新のAIパターと、25歳のこだわりが随所に散りばめられたセッティングで念願の初タイトルをつかみ取った。

<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:キャロウェイ パラダイム ◆◆◆(10.5度)
シャフト:三菱ケミカル ディアマナ ZF(長さ45.5インチ、重さ40g台、硬さS)
グリップ:ゴルフプライド

フェアウェイウッド:キャロウェイ XR 16(3番15.5度)
シャフト:グラファイトデザイン Tour AD UB(重さ40g台、硬さS)

ユーティリティ:キャロウェイ マーベリック(5番23度、6番26度)
シャフト:グラファイトデザイン Tour AD U(重さ50g台、硬さS)

アイアン:ブリヂストン ツアーB X-CB(2016年モデル)(5番~PW)
シャフト:グラファイトデザイン Tour AD(重さ60g台、硬さS)

ウェッジ:キャロウェイ JAWS FORGED(50、54、58度)
シャフト:日本シャフト NSプロ 950GH(硬さS)

パター:オデッセイ Ai-ONE ROSSIE CH

ボール:タイトリスト PRO V1

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