ドライバーで勢いづけてパターで締め 「150%信じられる」渡邉彩香の優勝ギア
◇国内女子◇ほけんの窓口レディース 最終日(15日)◇福岡CC 和白コース(福岡県)◇6299yd(パー72)
単独首位で迎えた最終日、渡邉彩香は緊張感のあるスタートの1番(パー5)で「右サイドOBで左からの風、でもドライバーで打ったら2オンも狙える」と初日から続けていた攻めの姿勢を貫いてドライバーを握った。「スタートホールできょうイチのドライバー(ショット)を打てたのが一番の成功」と、会心のティショットを放って優勝へ向けて勢いを加速させた。
大会3日間のドライビングディスタンスの平均は、全体3位となる「249yd」をマーク。攻めの姿勢を支えたドライバーが「ブリヂストン J015」だ。過去には別のモデルを使用していた時期もあったというが、「自分が150%くらい信じられるクラブが良いので、そうなるとあのオレンジかな」と、2015年発売のモデルに全幅の信頼を置いている。
高橋彩華とのプレーオフでは、2ホール目で15mのロングパットをねじ込んで勝負を決めた。劇的なパットを沈めた渡邉が手に握っていたのは、「去年の半ばから」使い始めたという「テーラーメイド TP コレクション HYDRO BLAST ジュノ TB2」。今大会の平均パット数は「27.67」で、全体4位の数字を記録した。
今季4度目の最終日最終組は、スタートホールで“きょうイチ”のティショットを放ち、最後はスーパーパットで締めた。2年ぶりのツアー5勝目は、ドライバーとパターが大きな支えになった。
<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:ブリヂストン J015(9.5度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD PT(44.75インチ、6-X)
フェアウェイウッド:ブリヂストン ツアーB XD-F(3番15度、5番18度)
アイアン:ブリヂストン ツアーB X-CBP(4番)、ブリヂストン ツアーB X-CB(5番~PW)
ウェッジ:ブリヂストン BRM(48度、54度、58度)
パター:テーラーメイド TP コレクション HYDRO BLAST ジュノ TB2
ボール:ブリヂストン ツアーB XS