新アイアンスイッチはプロモーション撮影で 岩崎亜久竜のツアー2勝目ギア
◇国内男子◇ANAオープン 最終日(15日)◇札幌GC 輪厚C(北海道)◇7066yd(パー72)◇曇り(観衆3532人)
岩崎亜久竜は今季の開幕をマッスルバックアイアンで迎えた。3月にキャディバッグに入っていたのはタイガー・ウッズ仕様のテーラーメイド「P7TW」。今季初勝利は9月発売のツアーモデル最新作「P7CB」で奪った。
スイッチのきっかけになったのはツアー会場ではなく意外な場所。7月末に契約する同社のプロモーション撮影の場で新製品に触れた。「(撮影用に)フルセットを自分用に作ってくださって。替えるつもりは全くなかったんですけど、握ったら『めちゃくちゃイイじゃん!』と思った」と5番からPWを総入れ替え。直後の8月「横浜ミナトチャンピオンシップ」でさっそく投入し「そこから本当に調子が戻った。アイアンのおかげです」と自信を得た。
今大会の練習日には黒宮幹仁コーチが久々に帯同。ハンドダウン気味になっていたアドレスを修正し「ショットに関して、黒宮コーチが『今週、いけるぞ』と言ってくれた」と背中を押されていた。
深いラフへの対策も万全で、同じく洋芝がひろがる山梨・富士桜CCで行われた2週前の「フジサンケイクラシック」で調整を重ねた。北海道では4Iを抜いて7W(テーラーメイド Qi10 フェアウェイウッド)を加える異例のセッティング。「頼りにしていた7Wは意外と使う場面がなかった」ものの、「ラフからのショートアイアン、あとはパッティングが良かった」と振り返る。4日間のフェアウェイキープ率は35.71%(20/56=全体59位)と最後まで苦しんだティショットを2打目以降でカバーした。
<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:テーラーメイド Qi10(ロフト角10.5度)
シャフト:藤倉コンポジット ベンタス ブラック(重さ70台、硬さX)
グリップ:ゴルフプライド MCCアライン
フェアウェイウッド:Qi10(3番15度、5番18度、7番21度)
シャフト:ベンタス ブラック(3番&5番=80g、7番=90g台、いずれもX)
アイアン:テーラーメイド P7CB(5番~PW)
シャフト:トゥルーテンパー プロジェクトX 6.5
ウェッジ:タイトリスト ボーケイ SM10(52、56、60度)
シャフト:トゥルーテンパー プロジェクトX(52度=6.5、56&60度=6.0)
パター:スコッティキャメロン ニューポート2 プロトタイプ
ボール:テーラーメイド TP5x