2024年 日本ツアー選手権

岩田寛の5メーカー混合の14本 パターは20代からの愛用モデル

2024/06/10 17:37
パターは20代から使う長年選手

◇国内メジャー◇BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 最終日(9日)◇宍戸ヒルズCC西コース(茨城)◇7430yd(パー71)◇曇り(観衆8041人)

首位タイから出た岩田寛が、通算13アンダーで並んだ石川遼とのプレーオフを制して国内メジャー初優勝を挙げた。首位から出た最終日は5バーディ、2ボギー「68」。23年「中日クラウンズ」以来のツアー通算5勝目は、43歳130日で大会最年長優勝の記録になった。

この日は2~3mの微妙な距離のチャンスを決めて前半で4バーディ。パターは20代のころから愛用するオデッセイ ホワイトホット 2ボールブレードを使っている。コースに合わせて異なるパターを使うこともあるが、「調子が良かったら変えないし、悪くなっても変えるのが嫌。そうすると、ずっと使っています」と長年エースは変わらない。

1Wはキャロウェイの最新モデル「パラダイム Ai スモーク ◆◆◆」を使用。アイアンはタイトリスト620フォージドを9番まで入れているが、PWはヨネックス イーゾーンMB310を使っている。「アイアン型のPWが良くて、ウェッジ型のPWがあまり好きじゃない。それのノーメッキが良くて」と、こだわりのオーダーに応えてくれたヨネックスを投入した。

若手が活躍する中、「キツイですよね」と後輩のショットを見てうらやましく思うことも増えてきた。それでも自身が追い求めるスイングに集中し、トレーニングや柔軟性強化で2021年から4シーズン連続の優勝を達成。「毎年年間2勝と言っている。きょうの優勝はリセットして、またあしたから努力していきたい」。勝利への欲が尽きることはない。

使い込まれたオデッセイの2ボール(撮影は23年「中日クラウンズ」)

<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:キャロウェイ パラダイム Ai スモーク ◆◆◆(9度)
シャフト:Tour AD PT(長さ45インチ、重さ70g台、硬さX)

フェアウェイウッド:テーラーメイドQi10 (3番15度)キャロウェイ パラダイム ◆◆◆(5番18度)
シャフト:Tour AD PT(重さ80g台、硬さX)

ユーティリティ:スリクソン ZXマインファーム(3番20度)

アイアン:タイトリスト 620フォージド(4番~9番)、ヨネックス EZONE MB 301 フォージド(PW)

ウェッジ:タイトリスト ボーケイ SM10(52、58度)

パター:オデッセイ ホワイトホット 2ボールブレード

ボール:タイトリスト PRO V1x ボール

キャロウェイ
シャープな形状で操作性に優れイメージ通りの弾道へ導く
発売日:2024/02/02 参考価格: 96,800円

2024年 日本ツアー選手権