週刊GD

サラリーマンシングルは語る。「交差点はアプローチ練習場」

2013/04/05 21:07

「週刊ゴルフダイジェスト」(4月16日号)より

さすがはシングル。どんな場面でもゴルフを忘れない

時間とお金に余裕がある人じゃないとシングルにはなれない。そう思っていないだろうか? 週刊ゴルフダイジェストでは、ごく普通のサラリーマンなのにシングルハンディを維持する男の集団「カリスマスーツマンの会」のメンバーに、ふだん上達するために何をやっているのかを聞いている。

その中の一人、高見正幸さん(HC8)の話を紹介しよう。彼にとっては、信号待ちや交差点を渡るのも練習になるらしい。

* * *

通勤中の高見さんが信号待ちで、なにやらアドレスを取っているように見えるが……。

「信号待ちも、ただ立っているだけじゃもったいないですよね。だからボクはいつも、この時間を利用してアプローチの距離感を磨いているんですよ」

と高見さん。いったいどういうこと?

「意外と知られていないんですが、実は横断歩道の白線って、1ヤード間隔なんです。だから白線の数を数えれば、向こう側までの距離がわかる。これを利用して、目測とのズレをチェックしたり、距離に応じてシャドースウィングしたり、1歩1ヤードで歩く訓練をしたりする。小さいことですが、これを毎回やっていると、距離感がすごく磨かれるんです。最初は恥ずかしいですが、上手くなりたかったら人目を気にしてちゃダメですよ」

ちょっとしたアイデアと不断の努力が、確実に上達につながるのだ。