スライサー必見。インサイドアウトで球をつかまえろ!
「週刊ゴルフダイジェスト」(2月5日号)より
ドライバーを持つと左右のOBが怖い……。そんな悩みを抱えているアマチュアが,、自信を持ってドライバーが打てるようになるにはどうしたらいいの? そんな悩みを解決してくれるのは、プロコーチの先駆け的存在であり、わかりやすく噛み砕いたレッスンに定評がある、井上透コーチが解説してくれている。
井上コーチによると、アマチュアのドライバーショットが安定しない原因は、「インパクトでフェースが開いて当たること」、そして「アウトサイドインのカット軌道」にあるという。このふたつを直すことができれば、フェアウェイキープ率が自然にアップする。
そこでまずはアウトサイドイン軌道の修正を。もちろん、理想の軌道は『インサイド・ストレート・イン』だが、スライサーがいきなりこの軌道で振るのは難しい。そこで、極端なインサイドアウトに振る感覚から始めるのがいい、という。
ただし、スライサーの場合、単純にインサイドアウトに振るためには、『球がつかまる』という感覚が不可欠。
「この球がつかまる感覚を出すためには、ふたつの方法があります。ひとつはフックグリップにするか、フェースを少し被せて構えること。もうひとつは、左手首を手のひら側に折るヒンジの動きによって、フェースを閉じてインパクトすることです。
前者は即効性があるものの、根本的な解決にはなりません。スウィングを大きく変えたくない人、練習をあまりしたくない人がインサイドアウトに振るにはこの方法しかないのですが、中・長期的にいいスウィングを身につけたいのであれば、ヒンジの動きを身につけてほしいと思います」
あとはインサイドアウトの軌道を意識して、球を目標の少し右に打ち出せるまで練習すること! 特集では他にも、フォローやフィニッシュのレッスンもあるが、この「かなりインサイドアウトに振る感覚」をつかむことがファーストステップ。ドライバーに不安を抱えるアマチュアは、ぜひ取り組んでみるといい。