米国男子ツアー

2度の白血病を克服したライル、復帰戦初日に好成績

2014/07/25 13:43

By Jeff Adams, PGATOUR.COM

白血病を乗り越え2年5カ月ぶりに米国で復帰したジャロッド・ライル(Scott Barbour/Getty Images)

ジャロッド・ライルが今日(24日)、米国でのゴルフに成功裏に復帰した。ウェブドットコムツアーの「ミッドウェストクラシック」で、2年5カ月ぶりに戦いの場に戻ってきた。オーストラリア出身で32歳のライルは、大会初日を4アンダー、ノーボギーの「67」でホールアウトした。この日はフロント9だけでバーディを4つ奪い、一時はトップ10に入るほどの健闘ぶりだった。

初日を「最高に近いプレーだった」と振り返るライル。「4アンダーという結果には満足しているし、今後もこの調子でいきたいね。週初めに考えていたよりも、かなり上出来だった」。

米カンザス州のザ・ニクラスゴルフクラブatライオンズゲートでの大会初日。ライルは、14ホール中9ホールでフェアウェイをキープ。さらに18ホール中16ホールでパーオンし、31パットとした。3、4、8、9番ホールではバーディを奪取した。

唯一残念だったのは、16番での2メートル半と、18番での2メートル弱のバーディパットを外したことだ。前半9ホールを終了し、4アンダーとした時点では、リーダーボードの一番上にその名があった。

「(棄権することなく)4日間プレーするってことが、僕の唯一の目標だった」と語るライル。「ほとんどそのために、この場にやってきたんだ。初日を終えて好位置につけているのはいい気分だね。だけどまだ3日間ある。4日間を終えて、自分がどうなるかを見たいんだ」

ライルが白血病との闘いを乗り越えたのは、2度目だ。1度目の発症は17歳のときだった。ツアーからの長期離脱を経て今週復活し、プロ仲間から温かい歓迎を受けている。

「治療中は常に、再びショットが打てなければ自分はゴルフから去ることになるし、それでも幸せだと言っていた」と振り返るライル。「ゴルフをやめたって死にはしない。僕は自分の家族(妻のブリオニーさんと娘のルーシーちゃん)とともにあるんだ。妻と娘がここに来て、再び僕の試合を応援してくれるのは何物にも代えがたい。2人のためなら、僕は何だってするよ」。

「気分はいいよ。体調も申し分ない。自分の足でできるだけたくさん歩けるかって問題だね」。

ライルは現在、午前中の時点で共に首位に立っていたポール・ハーレーを3打差で追いかけている。テキサス州ダラス出身のハーレーは初日、最後の6ホールで4バーディを奪い、通算7アンダーの「64」で暫定首位だ。

今年10月の2014-15シーズン開始当初からPGAツアー復帰を目指すライルは、今大会からウェブドットコムツアーに3試合出場する。PGAツアーは、メディカル・エクステンション(公傷制度)を使ってプレーする予定だ。

今大会が終わると、1週間の休養を取った後、ミズーリ州スプリングフィールドで開催される「プライドカッターチャリティチャンピオンシップ presented by ドクターペッパー」(8月7日~10日)、テネシー州ノックスビルでの「ニュースセンティネルオープン presented by Pilot」(8月14日~17日)に出場する。

ライルがPGAツアーで最後にプレーしたのは、2012年2月にメキシコで行われた「マヤコバゴルフクラシック」で、37位タイだった。その前週には「ノーザントラストオープン」で、4位タイというPGAでのキャリアで最高の成績を残していた。白血病が再発したのもちょうどその頃で、ライルはルーシーちゃんが生まれてすぐに、母国オーストラリアの病院で臍帯血移植や化学療法といった度重なる治療を余儀なくされた。

ライルは療養中の2012年以降も、豪州PGAツアーでは2大会に出場。13年11月の「タリスカーマスターズ」では57位タイ、今年2月に故郷のシェパートン近くで行なわれた「オーツ・ビクトリアン・オープン」では予選落ちした。