「2 UNDER」を履くとストレートボールに!?/PGA SHOWで見つけた“なんじゃこりゃ”その4
PGAショーの会場内をふらふらしていたところ、とあるブースの前で足が止まった。リッキー・ファウラーがフィニッシュを決めている何の変哲もないサインボード…、ん? パンツ上部が切り取られて、中の下着が映っているではないか。思わず二度見。そこは、下着メーカーである「2UNDER」のブースだった。
2UNDERは日本でも販売しているので、ゴルファーならご存じの方もいるかもしれない。広告塔であるリッキー・ファウラーも言っているが、「大事な部分が何より快適。フィット感は最高だし、スイング中にストレスがない」という機能下着だ。かくいう筆者も2UNDERの下着はお気に入りで、ゴルフのときやスポーツをするときなどは好んで履いている。
まだ2UNDERを知らない方もいると思うので、ナニがいいのかを改めてブース内にいたメーカーの方に聞いてみた。「履いてもらっているならその良さが分かると思うけど、このジョイポーチ(JOEY POUCH)が大事な部分を他からセパレートしてくれるんだ」といって、下着の中を見せて説明してくれた。ジョイ(JOEY)とはカンガルーの子の意があり、そのポーチ(POUCH)ということは、カンガルーの子が入るお腹の袋ということだ。
確かに2UNDERのポーチ部分は、その袋のような形をしている。「生地の感触も良くて蒸れにくいので、汗も気にならないはず。何も考えずに一日快適に過ごせるよ。ゴルファー以外でもレーサーやスキーヤーなども好んで履いてくれているんだ」。ファウラーとの契約は2019年から続いているが、「ゴルフ界でうちの下着を履いてもらいたい選手は彼しかいないよ。一流のアスリートかつファッショナブル。まさに我々のイメージとぴったりなんだ」と全幅の信頼。
ブース内に飾られていた新デザインを見ると、『龍』という漢字が入ったものや、ゴルフ場でみかけるボールウォッシャーがちりばめられたもの、そしてコースのレイアウトが描かれたものまであり、とにかくオシャレ。パンツを脱いだあとも、これならなんだかうれしい気持ちになれるだろう。
ジョイポーチの説明を受けている時に、昔、とあるプロがとある話をしていたのを思い出した。弾道を打ち分ける際、ショットを打つ前にソレの位置を左右どちらかに収めるというもの。ドローを打つときは右サイドへ、フェードを打つときは左サイドへ。ホンマかいなと思ったが、その理屈がまかり通るのであれば、この2UNDERはど真ん中に収まるから、ストレートボールが打ちやすいのかもしれない。なんのこっちゃい!(フロリダ州オーランド/服部謙二郎)