5Wは15年モノ マニアな星野陸也は慣れ親しんだクラブセットで米国へ
星野陸也は2シーズンを過ごしたDPワールドツアー(欧州ツアー)で活躍したクラブを新天地に持ち込んだ。PGAツアーのメンバーとして「ソニーオープンinハワイ」でデビュー。2試合目の「ザ・アメリカンエキスプレス」で初めて予選を通過した。
プロゴルファーきっての用具へのこだわりの強さで知られる。米国遠征には「“お守り”みたいな感じで」と2つのバッグを持ち込んだ。極小の鉛テープを試合によって貼り換えるエースパターのオデッセイ ホワイト・ライズ iX #3SHも健在。準備に余念がない。
ザ・アメリカンエキスプレスでは2日目に今季初のイーグルを奪った。残り250ydから2オンしてピンそば2mのチャンスを作った5Wも年季の入ったモデル。住友ゴム工業(ダンロップ)のスリクソン Z-TXは2009年の秋にリリース。発売からすでに15年が経過した…。
星野がこのクラブを手にしたのは中学1年生の時。小学生時代は父のおさがりである同じダンロップのゼクシオのクラブを使っていた。身体の成長を理由に買い替えた一式が、当時の最新モデルZ-TXのセット。その中の5Wが今もクラブセッティングに残っているというわけだ…(コースによって、スリクソン ZX ユーティリティと使い分ける)。
ロフト、シャフトの調整のため、同じ5Wのヘッドをこれまで3回替えたという。ただし、「中1の時から使っていたヘッドも自宅にありますよ。いつでも使えるようにストックしてある」とか。ツアーきってのギアマニアは物持ちもいい。
<ソニーオープンinハワイでのクラブセッティング>
ドライバー:ダンロップ スリクソン ZX5 Mk II ドライバー(9.5度/9度に調整)
シャフト:三菱ケミカル ディアマナ プロトタイプ
フェアウェイウッド:テーラーメイド M5(3番15度)、ダンロップ スリクソン Z-TX(5番17.7度)
アイアン:ダンロップ スリクソン Z585(4番)、ダンロップ スリクソン Z945(5番-PW)
ウェッジ:クリーブランド RTX-3(ブレードタイプ)(52、56、60)