馬場咲希の最新14本 「241CB」投入など劇的チェンジ
◇米国女子◇ファウンダーズカップ 事前(3日)◇ブラデントンCC(フロリダ州)◇6465yd(パー71)
米下部からレギュラーツアーに主戦場を移す馬場咲希のクラブが、ガラリと替わったので紹介したい。
ビッグチェンジの一つはアイアン。アマチュア時代から長らく使ってきたブリヂストン「201CB」を、同社の新作「241CB」へ。プロにもアマチュアにも評判のいいモデルに、馬場も食指が動いた。「ソールの両端が削られている形がよくて、抜けがいい感じがするんです。実際201と打ち比べても抜けが良かった」。オフのタイ合宿でクラブ調整をしてハマったという。「前よりも丸いソールなので、ちょっと浮く感じがして構えづらいかなと心配していたんですが、構えて全く違和感がなかった。私はけっこう顔でアイアンを選ぶんですけど、これもいい顔しています」と新たな“長期政権”のクラブを見つけたか。
ウェッジもタイ合宿で替えた。こちらも同社の新しい「BITING SPIN」へ。「当初は元々の『BRM2』で今シーズン戦おうと思っていたんですが、打ち比べていくうちに新しいウェッジのスピンの入り方もいいなと感じてきて。合宿が終わるころには3本とも変更していました。クラブの入りもいい感じで、ボールへのコンタクトがしっかりします」と早くもお気に入りだ。
また2本入れていたハイブリッドを抜き、今季から5番ウッドと4番アイアンを入れている。5番ウッドは、3番ウッドで使用してきた2016年モデルの「ツアーB XD-Fフェアウェイウッド」と揃える。
パターは昨年10月の富士通レディースから「スパイダーX SX32」に変更していた。ずっとL字を使ってきた彼女が慣性モーメントの高いヘッドを選んだことに驚くが、ネックはショートスラント。スパイダーの中でも操作性の出せるモデルであることは書きとどめておきたい。
QT突破でつかんだ舞台で戦う準備が整った。
<馬場咲希の14本>
ドライバー:ブリヂストン B3 MAX(9.5度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS BLACK(重さ50g台、硬さS)
フェアウェイウッド:ブリヂストン ツアーB XD-F(2016年)(3番15度、5番18度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS BLACK(50g台、S)
アイアン:ブリヂストン 241CB(4番~PW)
シャフト:日本シャフト NSプロ モーダス3ツアー105(硬さS)
ウェッジ:ブリヂストン BITING SPIN(50、54、58度)
シャフト:日本シャフト NSプロ モーダス3ツアー105(硬さS)
パター:テーラーメイド スパイダーX SX-32
ボール:ブリヂストン ツアーB X