渋野日向子最新14本 何じゃこりゃ!新パターのネックに赤い“唐辛子マーク”
◇日米女子ツアー共催◇TOTOジャパンクラシック 事前情報(30日)◇瀬田GC 北コース (滋賀)◇6616yd(パー72)
3週ぶりの復帰戦に挑む渋野日向子。練習日にグリーン上で握っていたパターを見ると、約1カ月前に戻していた「シグマ2 アンサー」ではなく、それによく似たインサート違いのプロトタイプだった。「ヘッド長やヘッド幅もシグマ2とほぼ一緒。インサートに溝のないモデルで表面はツルツルしています。(シグマ2に比べると)しっかり目の打感に感じるはず」とは、ピンのツアー担当者。
渋野日向子のグリーン上での希望や悩みをヒアリングし、「見た目は同じでより転がりのいいモデル」とインサート違いのパターを提案した形になった。渋野は火曜日の練習日では新旧パターを打ち比べていたが、水曜日のプロアマ戦で打っていたのは新パターのみ。新しいインサートの転がりを気に入った様子だった。
練習後にパターを撮影させてもらいつつ、ヘッドをマジマジ観察していると、なんとネック部分に赤いマークが入っているではないか。これはいったいナニ?唐辛子?同担当者に聞くも、詳細を知らされてない様子。唯一分かったのは、プロトタイプパターを作った人と関わりのあるマークということ。実は、鈴木愛が今週使用予定のパター「PLD KUSHIN C プロトタイプ」にも、同じマークがついているとのこと。さり気なく入る“赤唐辛子マーク”はなんともオシャレ。「ピリッと転がりのいい球が打てそう」と思ってしまうのは、気のせいだろうか。
他の番手をのぞいてみると、ドライバーとスプーンは「G430 LST」を継続。スプーンのソールにはやや前側に鉛を貼り、「飛ばすクラブ>狙うクラブ」としてより強い弾道を求めている。
3本のUTには、ことしの全米女子オープンからスリクソン「ZX Mk II ハイブリッド」(19、22、25度)を入れる。左へ巻く球が出ないようにと、シャフトを先端しっかり目の「VENTUS HB」(70R)に挿し替えた。
アイアン「i230」(6I~W)とウェッジ「GLIEDE 3.0」(50、54、57度)の流れは変わらないが、ウェッジのシャフトを少し張り感のある「NSプロ950 GH neo(R)」にスイッチ。「バウンスの当たり方を一定にしたいので、トウヒールをほどよく削っています」(同担当)というロブウェッジは、ロフトを1度立てて57度で使用している。
<渋野日向子の14本>
ドライバー:ピン G430 LST ドライバー(9度)
シャフト:藤倉コンポジットSPEEDER NX VIOLET(スピーダー エヌエックス バイオレット)プロトタイプ (重さ50g台、硬さSR)
フェアウェイウッド:ピン G430 LST フェアウェイウッド(3番15度)
シャフト:藤倉コンポジットSPEEDER NX VIOLET(スピーダー エヌエックス バイオレット)プロトタイプ (重さ50g台、硬さSR)
ユーティリティ:スリクソン ZX Mk II ハイブリッド(3番19度、4番22度、5番25度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS HB(重さ70g台、硬さR)
アイアン:ピン i230 アイアン(6番~W)
シャフト:MCI シャフト(80g台、硬さR)
ウェッジ:ピン GLIDE(グライド)3.0 ウェッジ SS(50、54、57度)
シャフト: NSプロ 950GH neo(硬さR)
パター:ピン アンサー プロトタイプ
ボール:タイトリスト プロ V1xボール