岩井姉妹も青木瀬令奈も 女子プロがスリクソン新「Z-STAR」ボールに続々スイッチ
◇国内女子◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 事前(8日)◇軽井沢72G北コース(長野)◇6685yd(パー72)
男子ツアーでは1カ月前からツアーシーディングが始まっていた住友ゴム工業(ダンロップ)の新しいスリクソン「Z-STAR」ボール。女子ツアーでは今週からテストが始まり、いきなり実戦投入を決めた選手が数多くいた。
「Z-STAR」、「Z-STAR XV」、「Z-STARダイヤモンド」の3機種がラインアップ。練習日にはそれぞれ黒(スター)、赤(XV)、ゴールド(ダイヤ)の差し色が入った白い箱が選手に渡されていた。
元々XVユーザーの岩井姉妹は2人そろって新しいXVを選び、ともに新ボールへのスイッチを決めた。妹の千怜は「ドライバーもアイアンもすごく飛ぶ。(軽井沢の)標高も相まってか前にいっている感じがして、飛距離アップは純粋にうれしいです」と評価。「アイアンも思ったより飛び過ぎることがあった」という部分は、実戦で使いながら調整を進める構えだ。一方、姉の明愛は「練習ラウンドで試してすごく良かったです。前作から大きく変わってないところがいい。すんなり移行できそう」と、試合前日のプロアマ戦は新しいボールのみでラウンドしていた。
ダイヤユーザーの青木瀬令奈は新しいダイヤモンドをチョイス。青木はいつも新ボールをグリーン上で評価する。「今回のダイヤはパットやアプローチで柔らかさを感じました。よりスピンが入る感じで好印象です。それでいてドライバーではスピンが抑えられている。スピンが入り過ぎて3000回転とかいっちゃうと飛ばなくなりますからね。いいトコどりをしているボールだなって感じました」と絶賛。
同じくダイヤにスイッチするという櫻井心那も、ショートゲームでの柔らかさを感じた一人。「アイアンとかドライバーのスピンの感じは今までと変わらないんですけど、100yd以内になったときにスピンが入る感じがします。違和感なく替えられます」と新ボールにしない手はないようだ。
ほかにも村田理沙、若林舞衣子も今週から新しいXVへのスイッチを決めている。男女ツアーとも、多くの選手がスムーズに移行を進めている新ボール。発売時期、性能の詳細など追加情報を待たれよ。(長野県軽井沢町/服部謙二郎)