2017年 ANAオープン

発売前日に最高のアピール 手嶋多一が最新アイアンで首位奪取

2017/09/14 19:22
8バーディを量産して首位発進を決めた手嶋多一

◇国内男子◇ANAオープンゴルフトーナメント 初日(14日)◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース (北海道)◇7063 yd(パー72)

スコアの伸ばし合いとなった初日の主役に躍り出たのは、48歳の手嶋多一。8バーディ、1ボギーの7アンダー「65」をマークし、2015年6月「ISPSハンダグローバルカップ」以来となる首位発進を決めた。

前戦の2週間前「フジサンケイクラシック」では初日「78」と大きく出遅れ、2016年9月「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ」以来ほぼ1年ぶりの予選落ちを喫した。「あれほど連続(予選通過)のことを意識したことはなかったので、ちょっとガッカリ」という失意から早くも立ち直り、好調なパターとショットで会心のラウンドにつなげた。

この日は、ミズノ契約プロとしての大事な仕事もバッチリこなしてみせた。手にするアイアンは、7月下旬「ダンロップ・スリクソン福島オープン」から使用する最新モデル『ミズノプロ 118 アイアン』。発売日があす9月15日(金)とあり、「この完璧なタイミング。仕事をきっちりとこなしました!」と笑い、最高の製品アピールに満足げだ。

手嶋曰く、約10年ぶりに手にしたというマッスルバックモデル。「打感がすごく良かった」と早くから手に馴染み、1年ほど使用したキャビティモデル『ミズノ MP-66 アイアン』からの切り替えを決めた。今大会を前に行ったネックのグース調整もピタリとはまり、新たな武器への頼もしさも増した。

現時点で『ミズノプロ 118 アイアン』を使用するのは手嶋だけだが、多くの契約プロたちがテスト中とのこと。今後はツアーで目にする機会も増えそうだ。(北海道北広島市/塚田達也)

2017年 ANAオープン