プロギア未発表ヘッドをすっぱ抜き 2つの「RSプロトタイプ」をツアーで発見
◇国内男子◇東建ホームメイトカップ ◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7069yd(パー71)◇
プロギアから新しく「RS SPEED」というモデルが発表されたのは、ゴルフファンの方なら知っている方も多いと思う。シリーズ史上最軽量モデル。振りやすく、ヘッドスピードの加速を促すという触れ込みだ。一方、男子ツアーの開幕戦で、その新作とは全く毛色の違う2機種のプロトタイプヘッドを発見した。
一つは「RS SPEED PROTOTYPE」。デザインなどは新「RS SPEED」と似ていて、差し色のオレンジの色味も一緒。だが、見た目はけっこう違う。いわゆるゲンコツ型をしたディープフェース。クラウン外周に入るオレンジ色のラインもなく、非常に引き締まった顔をしていかにも上級者が好みそう。ソールには同社のプロトタイプによく使わるクローバーマークが3つあしらわれていた。
もう一つ見つけたのは「RS MAX PROTOTYPE」。昨年発売した「RS Xシリーズ」のうちの「RS MAX」のプロトタイプとのこと。ヘッド後方にウエートポートがあり、ドロー、フェードそれぞれのバイアスをかけられるように調整ができる。こちらはソールにクローバーマークが1つ。
いずれにしても、どちらのプロタイプもマット仕上げでカッコいい。前者の「RS SPEEDプロト」は、池村寛世がテスト。「左に行かないのでしっかり叩けます。ボールスピードも出ている」(池村)と気に入った様子。「RS SPEED」に比べて重心距離が長めとのこと。もう一方の「RS MAXプロト」は谷原秀人がテストをし、「今週初めて打ったんですが飛んでいました。重心が浅めでスピンが落ち着いていて、それも良かった」と、最終的に振り心地を調整して試合で投入した。
「RS SPEED」の発売は5月16日。プロトタイプ2機種が発売されるかどうかは不明。また次の情報を待たれよ。(編集部/服部謙二郎)