男子プロも「241CB」に続々スイッチ 堀川未来夢は7年ぶりにアイアン替えた
◇国内メジャー第2戦◇日本プロゴルフ選手権大会◇富士カントリー可児C志野C(岐阜)◇7164yd(パー71)、7201yd(パー72)
ブリヂストンのツアー用キャビティアイアン「241CB」と「242CB+」が、国内男女ツアーでお披露目されたばかりだが、やはり男子プロの反応が気になるところ。「日本プロ」の会場で調査をしてみると、契約選手のほとんどが新しいアイアンにスイッチしていた。メジャー週にいきなりアイアンを替えられるものなのだろうか?
選手名を挙げると、木下稜介、比嘉一貴、宮里優作、宮本勝昌が全て「241CB」へ。木下は5月「ミズノオープン」で優勝を決めたときは前作のキャビティアイアン「221CB」だったが、練習日にテストを重ね、新しいヘッドで試合に臨んだ。
「打感が前のモデルより手に伝わってきます。柔らかい感じがしてフェースに乗る。コントロールしやすくて好きですね」と木下。さらに「フェアウェイのターフが薄めに取れている感じがします」と、今作の進化ポイントであるソールの抜けを実感していた。木下はなかなかクラブを替えない選手として知られるが、「カオが良かったんですよね。僕は見た目重視なので」と構えやすさが決め手となったようだ。
さらに今回、クラブ契約フリーの堀川未来夢も練習日にテストをし、本番でバッグに入れていた。堀川にいたっては2018年モデル「TOUR B X-CB」以来のスイッチ、約7年ぶりのアイアン変更となった。
打ってみるとエースと比べてほぼ違和感がなく、スピンがしっかり入ってくれることに堀川は驚いていたという。X-CBの8番アイアンとPWの溝がほぼなくなるぐらいに削れてしまっていたので、本人もそろそろ替えようと思っていたところに好みのヘッドが現れた形だった。普段練習ラウンドをともにする木下が、あっさりと新しいアイアンにスイッチしたことも、背中を押したようだ。
そうそうたるプロがシーズン中にスイッチするのを見ていると、「モノがいいんだろうな」ということが想像できる。秋の発売(予定)が今から待ち遠しい。(編集部/服部謙二郎)