残り199ydでウェッジって…ウッズが仰天のクラブミス NYがTGL初勝利
◇TGL presented by SoFi◇第9戦/ジュピター・リンクス×ニューヨーク(18日)◇SoFiセンター(フロリダ州)
インドアゴルフの新リーグ「TGL」の第9戦が行われた。ニューヨークがジュピター・リンクスを10―3と圧倒し、3戦目で初勝利を挙げて2ptを獲得した。
ジュピターはTGL発案者の一人、タイガー・ウッズがまさかのクラブ選択ミスを犯した。“事件”が起こったのは、後半6ホールの「シングルス」(各選手2ホールずつのマッチプレー)の13番。キャメロン・ヤングと対決したウッズはフェアウェイから199ydの2打目は、場内がどよめくほど大ショートした。使ったクラブはなんとウェッジ。ピンまで79ydもショートして慌てふためいたせいか、3打目もグリーンを外し、アプローチは2m強しか寄らず、それを外して実質ダブルボギー。そのホールをあっさり落とした、
残り距離を完全に勘違いしたことについて、場内でインタビュアーに「何が起こったの?」と尋ねられると、顔を真っ赤にして苦笑いし「99ydと思った」。プロなら見た目で距離感を判断できる屋外コースではあり得ない、インドアならではのハプニングを恥ずかしがった。
ウッズは母クルチダさんを4日に亡くしてからの“復帰戦”だったが、プレー自体も精彩を欠いた。前半9ホールの「トリプルス」(3人が順番にボールを打つ)では、2番(パー5)でガードバンカーからの3打目を出せず、4番(パー5)と7番(パー3)のティショットはペナルティエリアに打ち込んだ。十分な調整を積めていないのか、ミスが目立った。
試合はヤング、リッキー・ファウラー、マシュー・フィッツパトリック(イングランド)のニューヨークがトリプルスで8―2、シングルスで2―1。3戦目のジュピターは勝ち点を奪えず2ptにとどまった。
TGLは次回、24日にロサンゼルス×ニューヨーク、松山英樹が出場予定のボストン×アトランタの2試合を行う。