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「いま僕はココにいます」Vol.34オーストリア・スロバキア・ハンガリー編

人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・24歳。2012年のプロデビューから活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。幼い頃から海外を旅することこそが夢で、6年間のプロ生活で巡った国の数は実に30以上。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。

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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、福島にいます。

2週前のアジアンツアー「タイランドオープン」を終え、今週は日本で「ダンロップ・スリクソン福島オープン」に出場します。でも今回はその前に…先週のプライベート旅行をレポート! キャディバッグはアジアに置いて、中央ヨーロッパに行ってきました。

タイ・バンコクから向かったのはオーストリアのウィーン。そこから電車で約1時間、ドイツにほど近い、ハルシュタットに到着しました。観光地として知られる湖畔の町は、世界遺産のひとつ。何せ景色が美しくて…見渡す限り、まるで絵画のような絶景に圧倒されました。

そこからいったんウィーンに戻り、次の目的地はスロバキアの首都ブラチスラバ。ここは「退屈な街」として表現されることが多いのですが、石畳の街並みは僕たちにとってはやっぱり新鮮です。コンパクトでとても雰囲気の良い小路なんかは魅力十分。チェコと分離したのが1993年ですから、自分と“生まれた”年が同じだと思うと、なんだか感慨深いですね。

さて、今回の旅もそうなんですが、僕は旅行に出かけるときスケジュールをガッチリ決めることはありません。気分に任せて次の目的地を探っていくのが大好き。ブラチスラバから最後に訪れたのはハンガリーの首都ブタペストでした。オーストリアをはじめ、周りをスロバキアやウクライナ、ルーマニアなど多くの国に囲まれたハンガリーは、様々な文化が混在しているみたい。アジアのような街並みも見られます。それが一番上の写真のように、夜になると国会議事堂夜がこんなにも幻想的になるんですから、やっぱり旅はやめられません。

3泊4日という短い旅程でしたが、とても濃密な時間を過ごすことができました。ちなみに旅行中、大先輩である谷口徹プロ(50歳)からメールでゴルフのお誘いを受けたのですが、お断りしてしまい…またぜひ誘ってください!

<今週のランチ>
今回の旅は電車がメイン。オーストリアの駅の売店にあった、肉を挟んだサンドイッチのようなレバーケーゼセンメルが最高でした。ドリンクはアルムドゥードラというリンゴ味の炭酸ジュース。車窓の景色を眺めながら食べるヨーロッパの“駅弁”です。2つ合わせて約6ユーロ(約763.9円)でした。

旅人ゴルファー

Profile

川村昌弘
川村昌弘Masahiro Kawamura
1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
川村昌弘選手の略歴・戦績はプロフィールページで

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