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「いま僕はココにいます」Vol.78 高知編

人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・26歳。2012年のプロデビューから活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。幼い頃から海外を旅することこそが夢で、6年間のプロ生活で巡った国の数は実に40に到達。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。

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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、高知にいます。

今週は国内男子ツアー「カシオワールドオープン」に出場します。当初の予定では欧州ツアーの2020年シーズン開幕戦「香港オープン」に出るつもりでいたのですが、政府への抗議活動が続き騒乱状態にあるため、大会が延期されてしまいました。3週間くらい前から中止されるんじゃないかというウワサがずっとあって…。大会側も選手関係者のホテルを一括指定するといった対策も練っていましたが、致し方ありません。

前週の「ダンロップフェニックス」に続く日本ツアー出場になります。10月の「WGC HSBCチャンピオンズ」からの5連戦を考えていたので、試合が変わっても今回は計画していたスケジュールを貫くことにしました。長いシーズンの終わりで疲れはピーク…。今週も開幕前日の午後にゆっくりコースをチェックし、体調を優先させた調整にしました。

一緒に練習ラウンドをした永野竜太郎選手、久保谷健一選手をはじめ、たくさんの選手関係者に会うたびに「久しぶり」と声をかけられるのも、うれしいこと。12月は思い切ってオフをとり、1月の「南アフリカオープン hosted by ヨハネスブルグ」でシーズン初戦を迎えるつもりです。日本での試合は両親に姿を見せる良い機会でもあるので頑張ります。

〈今週のランチ〉
Kochi黒潮カントリークラブのレストラン。魚介に名物が多い土佐で、釜揚げちりめん定食をいただきました。1300円也。

旅人ゴルファー

Profile

川村昌弘
川村昌弘Masahiro Kawamura
1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
川村昌弘選手の略歴・戦績はプロフィールページで

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