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「いま僕はココにいます」Vol.44 ただいま日本編

人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・25歳。2012年のプロデビューから活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。幼い頃から海外を旅することこそが夢で、6年間のプロ生活で巡った国の数は実に40に到達。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。

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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、日本にいます。

2018年の最後の試合はタイでの対抗戦「アマタフレンドシップカップ」になりました。僕にとっては11月の欧州ツアーの最終予選会(スペイン)からの連戦。初めての男女混合の団体戦は本当に素晴らしい試合でした!

日本は2日目を終えて劣勢になったところから、最終日のシングルスマッチで挽回。一歩及ばず敗れましたが、最後の小平智さんとキラデク・アフィバーンラト選手の戦いまで持ち込むことができました。女子選手の思い切りのいいパットを見たりして、実際に目の前で技術の“交換”ができたのも良い機会。充実感いっぱいでバンコクから羽田に帰ってきました。

今回が今年のコラムの最後になります。そういえば、タイに行く前に出場した欧州ツアー「アルフレッド・ダンヒル選手権」のときには、南アフリカで本場のサファリも体験してきたんです。

安全に観覧ができる専用車に乗り込んだのは午前5時。動物たちは暑い時間帯になると姿を隠してしまうため、まだ辺りが涼しいうちに出発します。先日「アフラシアバンク・モーリシャスオープン」で優勝した日系米国人のカート・キタヤマ選手も一緒に。早起きした甲斐があって、野生のライオンやキリンも写真に収めることができました。

2018年は1月の遠征から、約23万キロの旅になりました。地球を6周弱したことになるそうです。フルシードがない状態でシーズンに入りましたが、早い段階で復調の手応えを得て、次のシーズンは絶対に欧州ツアーを主戦場にするという思いでプレーしました。願いが本当にかなったことをうれしく思います。

2019年は日本とアジアンツアーの共催試合「SMBCシンガポールオープン」が初戦になりそう。来年も僕の旅にお付き合いいただけるよう頑張ります!

〈2018年・最高のディナー〉
7月、スコットランド・カーヌスティで行われた「全英オープン」。小さい頃からの夢だった試合に初めて出場することができました。普段からサポートしてくださる方々と一緒に、両親をこの場に連れてこられたのが一番の思い出です。宿舎では母やみんなが食事を作ってくれました。値段はもちろんプライスレス。

旅人ゴルファー

Profile

川村昌弘
川村昌弘Masahiro Kawamura
1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
川村昌弘選手の略歴・戦績はプロフィールページで

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