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「いま僕はココにいます」Vol.38 スペイン編

人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・25歳。2012年のプロデビューから活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。幼い頃から海外を旅することこそが夢で、6年間のプロ生活で巡った国の数は実に40に到達。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。

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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、バルセロナにいます。

今週末から欧州ツアーの2019年シーズンの出場権を争う、最終予選会(ファイナルQスクール)に出場します。正確にはココは、バルセロナから車で約1時間のサロウという海沿いの町。10日(土)から15日(木)まで、6日間108ホールの長丁場を争います。世界中から2次予選会などを通過した156人が参戦。僕は8月末時点の日本ツアーの賞金ランキング上位者の資格で挑戦します。

時差調整のため前週金曜日(2日)に日本を発ち、タイのバンコク、トルコ・イスタンブールを経由してバルセロナに入りました。会場のルミネGC(レイクスコース、ヒルズコース)があるサロウまではレンタカーで。僕は左ハンドル&右車線での運転が今回初めてなので、少し緊張しています…。その前にバルセロナで一泊し、簡単に観光も。例によってサグラダファミリアも目に収めてきました。

直近の日本ツアー2試合、「ブリヂストンオープン」は逆転負けの2位。「マイナビABC選手権」はプレーオフで敗れました。優勝には手が届きませんでしたが、特別調子が良くはなかったにも関わらず上位で争えたこと、このタイミングで緊張感に包まれながらプレーできたことは本当に良かったと思います。

ありがたいことに、周りの方からは今回の挑戦をたくさん応援していただいています。今年の大一番ともいえる試合。ただ、もちろん一生懸命ですが、高校生時代に日本ツアーの予選会を受けたときのように極度にナーバスになっているわけではありません。6日間を戦い抜くためにはペース配分も必要。パター勝負になりそうな試合ですが、いつものように楽しみながらゴルフをできたらいい。上位に入るとそれなりの賞金もあるので、旅費も稼ぎたいですね!

〈今週の食事〉
サロウで宿泊しているホテルの前にあるパン屋さん。ここで毎日、朝食をとることになりそうです。カプチーノと大きなクロワッサンのセットで3.5ユーロ(約453円)は安くて助かります。

旅人ゴルファー

Profile

川村昌弘
川村昌弘Masahiro Kawamura
1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
川村昌弘選手の略歴・戦績はプロフィールページで

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