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「いま僕はココにいます」Vol.33タイ編

人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・24歳。2012年のプロデビューから活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。幼い頃から海外を旅することこそが夢で、6年間のプロ生活で巡った国の数は実に30以上。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。

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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、バンコクにいます。

今週は、日本ツアーは試合がないオープンウィーク。アジアンツアーの「タイランドオープン」に出場します。もちろん何度も来ている国で…分かってはいるんですが、ホントに暑い…。特に午後は湿度も厳しくて、体力面も勝負になりそうです。パー70の設定ですが、好スコアが多く出る可能性もあるので、気を引き締めていかないと。

5月はバングラディシュから帰って、日本で2試合に出場。まずは「ミズノオープン」で2位に入り、7月のメジャー第3戦「全英オープン」(スコットランド・カーヌスティ)への出場権を獲ることができました。試合が終わった後は、負けた悔しさしかなかったんですが、メジャーに出られることが、久々にいいニュースになりました。スコットランドも初めて行くので楽しみです。

そして先週の「日本ツアー選手権」で、市原弘大選手が初優勝。同学年の時松隆光選手が負けたことへの残念さもありますが、昔からアジアンツアーを転戦していた弘大さんのプロ初勝利は、僕にとってもうれしい出来事でした。プレーオフを待っている間に勝ちが決まるのは、戸惑いもあります(僕の初勝利の時もそうでした)。それでも、周囲の人が喜んでくれるのが本当にうれしい。いつも優しい弘大さんも、きっとそう感じたんじゃないかなと思います。

プロ転向から16年。アプローチを教えていただいたり、日本でチャンスがなくとも、外国のQT受験に出向いたりする姿を見てきました。自分のライフスタイルの“大先輩”の苦労が報われた1勝も刺激にして頑張りたいです。

<今週のランチ>
タイカントリークラブ(通称“タイカン”)は、バンコクではご飯がおいしいゴルフ場として有名だそうな。ガパオライスは195バーツ(約672.9円)。今週、キャディを務めてくれるグナさんも大満足です。

旅人ゴルファー

Profile

川村昌弘
川村昌弘Masahiro Kawamura
1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
川村昌弘選手の略歴・戦績はプロフィールページで

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