シェフラーが5打差独走で「全米プロ」初制覇 久常涼37位
◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 最終日(18日)◇クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)◇7626yd(パー71)
3打リードの単独首位から出た世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーが4バーディ、4ボギーの「71」でプレーし、後続に5打差をつける通算11アンダーで「全米プロ」初優勝を遂げた。22年、24年に制した「マスターズ」に続くメジャー3勝目。ツアー通算15勝目を、前回出場の2週前「ザ・CJカップ バイロン・ネルソン」に続く連勝で飾った。
シェフラーは前半アウトで3ボギー(1バーディ)をたたき、後続に1打差に詰められてサンデーバックナインへ。10番プレー中に一時は2組前のジョン・ラーム(スペイン)に並ばれた。その10番で3mのチャンスを決めて再び抜け出すと、以降は2バーディを重ね、2週前の8打差Vに続く独走でゴールテープを切った。
通算6アンダーで続いたブライソン・デシャンボーは昨年大会に続いての2位。同順位にフィールドベストの「65」をマークしたハリス・イングリッシュ、デービス・ライリーが並んだ。
5打差5位から中盤シェフラーに迫ったラームだったが、難所の上がり3ホール“グリーンマイル”で崩れた。16番でボギー、1打目をそれぞれ池とクリーク(小川)に入れた17番(パー3)、最終18番と連続ダブルボギーをたたいて「73」。通算4アンダーの8位に終わった。
日本勢でただひとり決勝ラウンドに残った久常涼は23位からスタート。1バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「74」とスコアを落とし、通算1オーバーの37位に後退して4日間を終えた。
前年覇者で世界ランク3位のザンダー・シャウフェレは、49位から「68」と伸ばして通算1アンダー28位。「マスターズ」に続くメジャー連勝がかかっていたロリー・マキロイ(北アイルランド)は通算3オーバー47位だった。