ミンウ・リーが米ツアー初優勝 シェフラーらを1打差で振り切る
◇米国男子◇テキサスチルドレンズヒューストンオープン 最終日(30日)◇メモリアルパークゴルフコース(テキサス州)◇7475yd(パー70)
4打リードの単独首位から出たミンウ・リー(オーストラリア)が「67」と伸ばす通算20アンダーで逃げ切り、米ツアー初優勝を飾った。4バーディ、1ボギーの内容で、大会レコードを4打更新する「260」ストロークで詰め寄る後続を振り切った。
3打リードで迎えた後半16番(パー5)では、1打目を右サイドの池に打ち込む想定外のボギー。1組前を回る世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーらに1打差まで迫られたが、上り2ホールをパーで収めてフィニッシュ。米女子ツアー10勝のミンジー・リーを姉に持つ26歳が、DPワールドツアー(欧州ツアー)3勝のキャリアに新たに米ツアータイトルを加えた。
3位から5打差を追ったシェフラーは7バーディ「63」。後半13番からの4連続バーディでリーに肉薄したが、優勝スコアに1打届かない通算19アンダーの2位で終えた。今季未勝利のまま、連覇のかかる2週後のメジャー初戦「マスターズ」に乗り込む。
シェフラーと並ぶ2位に、18ホールの大会レコードに並ぶ「62」をマークしたゲーリー・ウッドランド。通算17アンダーの4位に同じく「62」と伸ばしたサミ・バリマキ(フィンランド)が続いた。
14位から出た世界ランク2位のロリー・マキロイ(北アイルランド)も「64」と伸ばし、ウィンダム・クラーク、テイラー・ペンドリス(カナダ)と並ぶ通算15アンダーの5位。
55位スタートの久常涼は6バーディ、4ボギーの「68」で回り、通算6アンダーの47位で4日間を終えた。
