プレーオフシリーズ開幕 松山英樹は8位から逆転年間王者なるか
◇米国男子プレーオフ第1戦◇フェデックスセントジュード選手権 事前情報◇TPCサウスウィンド(テネシー州)◇7243yd(パー70)
全3戦のプレーオフシリーズが15日(木)に開幕する。初戦はレギュラーシーズンの年間ポイントレース・フェデックスカップ上位70人による4日間大会。順位に応じたポイントが通常大会の4倍に設定(優勝者に2000pt)された本大会終了時のランキング50位までの選手が、次週の第2戦「BMW選手権」(コロラド州キャッスルパインズGC)に進出する。
12日(月)にレギュラーシーズン最終戦「ウィンダム選手権」を終えて、シリーズ出場の70人が出そろった。今大会の前年王者ルーカス・グローバーがランキング77位に終わり出場権を得られなかった。前年プレーオフ負けのパトリック・カントレーは11位で順当に進出を決めた。
「パリ五輪」で銅メダルをつかんだ松山英樹が1週のオフを挟んで主戦場に帰ってくる。2月の招待試合「ジェネシス招待」で約2年ぶりに優勝し、フェデックスカップポイントランキング8位でレギュラーシーズンを終えた。
これまで獲得した1899ptはトップのスコッティ・シェフラー(5993pt)の1/3以下、2位ザンダー・シャウフェレ(4057pt)の半分以下だが、ポイントは第2戦終了時にリセットされる。最終戦「ツアー選手権」(ジョージア州イーストレイクGC)は、出場の30人にランクに応じたストローク差をスタート時に設けるハンディキャップ戦。4日間で逆転すれば、初の年間王者の称号と2500万ドル(約36億7470万円)を手にできる。
第2戦に進む上位50人には、高額賞金のかかる来季のシグニチャーイベント(昇格大会)への出場権が付与される。松山は昨年ランク57位で第1戦を迎え、最終日に「65」をマークして通算9アンダー16位フィニッシュ。進出圏外から翌週のフィールドに滑り込んだ。TPCサウスウィンドでは2021年に「東京五輪」を終えた直後、「WGCフェデックス セントジュード招待」時代にプレーオフを戦っている。
<主な出場予定選手>
スコッティ・シェフラー、ザンダー・シャウフェレ、ロリー・マキロイ、コリン・モリカワ、ウィンダム・クラーク、ルドビグ・オーベリ、サヒス・ティーガラ、松山英樹、イム・ソンジェ、シェーン・ローリー、パトリック・カントレー、アン・ビョンフン、ラッセル・ヘンリー、トニー・フィナウ